印刷データ作成ガイド
Illustrator 10 から CS2 の新規ドキュメント設定(トンボ・ラスタライズ効果など)について | Illustrator
Illustrator 10 から Illustrator CS2 までの新規ドキュメントを作成する際の設定について説明します。
画面は Illustrator CS2 ですが Illustrator 10 、 Illustrator CS でも画面はほとんど同じです。
新規ドキュメントを作るときの設定の手順
ここではポストカード用のドキュメントを作成する例を元に説明をします。
メニューから「ファイル」→「新規」で新規ドキュメント画面を開きます。
サイズなどの基本設定をする
新規ドキュメントの設定画面は以下の様に設定して「OK」をクリックします。
- ドキュメントに任意の名前を付けます。ここでは「ポストカード印刷用」とします。
- 印刷物の仕上がりサイズを入力します。
- ここで設定したサイズが正確なトンボを作るうえで重要なポイントとなりますので正しい数値を入力してください。
- カラーモード:CMYKカラーを選択
トンボを作成する
新規ドキュメントが開いたら、メニューから「オブジェクト」→「トリムエリア」→「作成」を選択します。
すると、以下の様になります。
《注意》この「トリムエリア」で作成したオブジェクトは、画面上で見えても、選択ツールなどで選択できません。
メニュー「オブジェクト」→「トリムエリア」→「解除」を選択します。
するとトリムエリアのオブジェクトが消えて、代わりにアートボードぴったりの四角い塗りなし、線なしのオブジェクトが現れます。
このオブジェクトが選択されたままの状態で、メニューから「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」を選択します。
オブジェクトとして選択できるトンボ(トリムマーク)ができあがりました。
できあがったトンボは制作中に誤って動かしたりしないようにロックを掛けておくことをお薦めします。(Mac:Command+「2」/Windows:Ctrl+「2」)
ドロップシャドウの影などの解像度を設定する
メニューから「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を選択します。
ドキュメントのラスタライズ効果設定の画面では「解像度」を「高解像度(300ppi)」(または「その他」で350ppi以上)を選択し、「OK」をクリックします。
以上で完了です。