このページではIllustratorのクリッピングマスクのパスに関する注意点を掲載しております。
クリッピングマスクのパスにカラーをつけると、出力環境によって異なる結果になることが多いためご注意ください。
特にPostScriptプリンタではない環境では出力結果が分からない場合が多いですのでご注意ください。
目次
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問題の状況
クリッピングマスクに使用しているパスの形状が画面上で見える形と出力(プリントアウトや刷版出力(CTP出力)など)が異なります。
クリッピングマスクのパスが変化した例
画像にクリッピングマスクをして、そのクリッピングマスクを作っているパスにカラーをつけて(以下の例では白)プリントアウトしてみます。
RIPによって以下のようなパターンの出力になる場合があります。この出力のされ方は常に再現されるものではありませんが、過去に何度かこのような例が見られております。
クリッピングマスクのパスにカラーをつけていても同じような現象がいつも発生するとは限りません。
線が破線になった例
※プリントアウトのイメージです。
線が太ってしまった例
※プリントアウトのイメージです。
原因
クリッピングマスクのパスにカラーをつけているためです。
Illustrator8などではクリッピングマスクのためのパスにカラーをつけることが可能ですが、この機能は出力機のRIP・Distillerなどによって様々な出力のされ方をすることが確認されております。
クリッピングマスクのためのパスにカラーをつけた場合の出力は保証できません。
対処方法
クリッピングマスクのパスと同じ形でカラーをつけたい場合は、クリッピングマスクのパスとは別にパスを用意して、そのパスにカラーをつけてください。