会社の売上アップに、より強力に貢献するカタログの作り方とは?
なぜ商品カタログを作るのでしょうか?
そもそもなぜ大変な苦労をして商品カタログを作るのでしょう。
毎年作っているから、会社から言われているから、慣習なのでなんとなく…なんて考えている方はビジネスパーソンとしてちょっとまずいかもしれません。
カタログの最大の目的は販売促進と情報の伝達です。
つまり、カタログは「売上を上げる」「会社の業績を上げる」ためのツールなのです。ですから、カタログ作りはただ商品情報を並べてスペックや価格を掲載すれば良いものではなく、インテリジェンスな戦略とマーケティングスキルが必要なのです。(同時に、それなりの投資も必要です)
様々な技術の発展に伴い、ビジネスのスピードは急速に上がっています。それに加え、情報の正確性も以前よりも厳しく求められています。1年というスパンにも、商品には改良が加えられ、スペックや価格も変わります。
一方、一度印刷したら変更できないのが紙媒体であるカタログの悲しい宿命です。1月に印刷したカタログなのに、6月に価格が変更されたなんてことも現代では珍しくない話です。情報の陳腐化もハイスピードです。
そのような状況には、変更が容易なデジタルカタログで対応するというのもひとつの方法です。
弊社でも印刷と同時にデジタルカタログを作成し、活用されているお客様もいらっしゃいます。デジタルカタログはページからリンクが張れたり、検索ができたりと便利ですよね。
デジタルと紙媒体で情報の伝わり方や理解度が違う
ただ、デジタルがすべてにおいて優れているかというと、そういうわけでもありません。
デジタル(PCやスマホなどのディスプレイ)よりも閲覧性・視認性に優れ、全体を俯瞰して直感的に情報を捉えることができる紙媒体の方が、情報を理解する力が強い、記憶力に優れている、内容の理解度が高い、などの優れた面が調査や研究で報告されています。
トッパン・フォームズ株式会社は脳科学実験を国際医療福祉大学の中川雅文教授(医学博士)の監修のもと実施し、ディスプレーと紙媒体で脳が違う反応をし、情報を理解しようとする前頭前皮質での反応はディスプレーより紙媒体の方が強いことを2013年に発表しています。
なかでも、同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレー(透過光)では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレーよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れている
「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」 ダイレクトメールに関する脳科学実験で確認(トッパン・フォームズ株式会社)
また、小林亮太・池内淳の両氏の2012年の研究では、36名の被験者にiPadと紙媒体にて、文学的文章と説明的文章の2つのタイプの文章を読ませて、記憶テスト、理解テストなどの結果を比較し、iPadより紙媒体で優れた結果が現れたことが発表されました。
文字情報のみからなるコンテンツの場合,読み速度や逐語的記憶では,説明的文章において表示媒体による有意差が認められた.また,文章理解ではタブレット端末よりも紙媒体に優位性があることが明らかになった
論文 - 表示媒体が文章理解と記憶に及ぼす影響―電子書籍端末と紙媒体の比較―(CiNii)
つまり、商品情報や会社の活動を伝え、認知してもらう媒体として、紙媒体を選択することは時代遅れの間違いではないのです。
新鮮な情報を伝えるための仕組みは売上アップのために
商品カタログをターゲットとするお客様へ紙媒体で配布する際の問題は、紙媒体は一度印刷したら変更ができない点でした。
しかし、フレッシュプリントは、契約期間をいくつかに分け、事前にオーダーされた数だけしか印刷しません。毎回、印刷機をセットアップして印刷します。
つまり、それぞれの印刷のタイミングで版の修正が可能なシステムです。
このシステムを利用することで、より新鮮な情報を顧客に届けることが可能になります。
例えば、先述したように、1月にカタログを印刷したが、6月に価格が変わってしまったというケースでは、フレッシュプリントなら、6月以降のカタログを最新の価格にブラッシュアップして印刷することができます。
カタログを常に新鮮な状態に保つことで、何が変わるのでしょうか。次の3点が変わると私たちは考えています。
1つ目に、販売機会の損失を回避できます。既に販売されていない商品が掲載されていたり、誤表記されたままになっていたりでは、お客様がご注文でストレスを感じ、注文にいたらない可能性があります。
2つ目に、販促活動の活性化が期待できます。古い情報を整理するだけでなく、お客様が求めている新しい情報を入れることで、積極的な販促活動を支援できます。
3つ目に、顧客とのコミュニケーション機会の増加が期待できます。2つ目の販促活動とともに、お客様へのアプローチや訪問活動も行う機会が発生します。顧客との接触回数を増やすことで、売上をあげる機会が期待できます。
こうしたことにより、フレッシュプリントは会社の売上アップの強力な販促ツールとして寄与できるのです。
(フレッシュプリントのネーミングは、カタログを常に最新の状態に保つことができるということに由来しています)
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