本田 前工程で単ページの校了データを作り、生産側は4Dの中でどのジョブが校了になったかを見て、どれを付け合わせれば良いかを決め、先程の指示をするだけです。校了データは違うサーバーにありますが、自動的にデータを読み込んでくれます。
この仕組みになる以前は、面付けのオペレーターが作業指示書を確認し、校了データがどのサーバーのどこに入っているのか1つ1つデータを見て、手動 でコピーされていました。当然、コピー間違いやコピーしたつもりがしていなかったというミスが起こります。現在は「付け合わせ指示発行」を押した瞬間に読 み込まれますので、データを呼ぶという作業は一切ありません。そこをまず自動化されています。
本田 この自動化には、皆さんご存知かと思いますがJDFという世界で標準化された機能が使われています。これはハイデルベルグの特殊な機能を使ったわけ ではなく、JDFという電子作業指示のデータに我々の機械も対応しているので、この方法を使って指示していただければ、自動的にデータが収集されるという 事例です。
細かいことですが、ワークフローの見直しで、自動化できるところは1つ1つ対応していくということも、エネルギーを1つずつ減らすということに繋がっていくかと思います。