当日は見学に先立ち、新工場概要について社長の吉田和久が説明を行いました。
吉田印刷所新工場は平成23年1月着工、平成23年6月竣工となっています。
敷地面積2100坪、延べ床面積541坪の鉄骨平屋。ロビーも含め、工場内は全てLED照明です。特徴は五泉地域の豊富な地下水を利用した循環システムです。
地下水は14度と水温が安定しており、それを冷やす、あるいは温めるという形で工場内の冷暖房に使います。余った地下水はロビー外の水盤に張り、夏場の涼を呼び込みます。
また、五泉地域は雪が多いため、工場敷地内には地下水を噴出させ雪を融かす消雪パイプを設置しました。これは夏場は打ち水としても活躍します。気温が28度以上になると自動的に水が出て、一定の時間が経つと止まり、また出てくるというプログラミングがされています。
工場で使用された地下水は最終的には隣の用水路に流れていき、近隣農家に農業用水として使っていただけます。
地域性や気候風土に合わせながら、経済性を考慮しつつ環境にも配慮した印刷工場になっております。