皆さんは「非常識」という言葉の意味をどのように捉えていますか?
本日の演題が「非常識な経営理念」ということで、何か突飛な話が出てくると思われていた方は、もしかしたら拍子抜けされるかもしれませんが、最後までお付合いいただきますようお願い致します。
最近、当たり前のことを当たり前にやっていると、結果的に非常識に近付くことになると感じています。
これは、当たり前のことができない人や企業が余りにも多すぎて、当たり前のことを当たり前にやっている会社が逆に非常識に見える、逆転現象が起きているのでしょう。この逆転現象が社会や経済に大きな影響を与え、我々人類に様々な問題を提起しているようにも思えます。
皆さんは、ビジネスチャンスは当たり前という常識の中にある、それとも逆の非常識の中にある、どちらにあると思われますか。チャンスとは、誰もが手を伸ばしさえすれば簡単に掴み取ることが出来る、そんな容易なものとお思いでしょうか。
私はビジネスチャンスは厄介な部分、つまり多くの人が面倒でやりたくない考えたくもないと思う非常識な部分にあると確信し、これまで経営を行ってきました。
ビジネスで勝機を掴もうと考えるなら、これまでの常識という概念を捨て去り、非常識と言われる厄介な部分に手を入れることがとても重要だと思っています。
そして、非常識の常識化を果たした「独自」を確立したときに、ビジネスチャンスが生まれると考えています。