最後の5つ目は、『新規を尊ぶ』です。当社はこれまでの古い習慣に縛られることなく、はた目には無謀とさえ思える独自技術の確立に果敢にチャレンジしてきました。その成果は、世界の同業に負けない技術レベルを構築したと自信を持っています。当社は設備力や資金力で勝負する会社ではありません。戦うための武器は、他社には真似の出来ない技術力です。この技術力に裏付けられた応用力が独自の領域を拡大し、他社にはない営業展開で差別化を図ってきました。
例えば、工場には導入して14年目になる印刷機械が今も現役で稼働しています。印刷会社の法定償却年数は10年ですが、この14年目の印刷機械が完璧なまでに整備され問題なく稼働している状況に、見学に来られた同業の皆さんが驚いて帰られます。日々しっかりとしたメンテナンスを行うことで、最新鋭のマシン同等の働きをしています。この時代さえも超えたメンテナンス技術が、独自を生み出す総ての基礎になると確信しています。
これら5つの要素を組み合わせ生まれる複合技術が、新規で非常識な商品を生み出し、更なる新規を呼び寄せて価値の連鎖へと繋がるのです。