先程ご覧いただいた名刺の表面に書かれている「意識の積み重ねが無意識に」という文章は、20年程前に作った「あたりまえの種蒔」というポスターの中で使用した一文です。スタッフ全員がこの思いを共有して、新しい会社創りに邁進する、そんな願いを込めて作った標語です。文章中の「常識ではなく」という部分は、特に強い思いを込めた非常識という意味に他なりません。
これまでの何でもやる印刷会社から脱皮し、環境と経済の両立を目指した小ロットカラー印刷に仕事を集中しようと考えたのが印刷通販事業です。現在では多くの関連業や同業が参入し、市場が乱れた状況になっています。
この状況に対処するため、8年間印刷現場に入って当社の仕組みを十分に理解した営業スタッフに、再度営業で活躍してもらう戦略を昨年から実行しています。この営業部隊は仕事の受注も然ることながら、吉田印刷所を正確に語り伝える「かたり部」(かたりべ)としてお客様に情報を提供します。かたり部は、印刷物の価値を単に安い高いだけで判断するのではなく、印刷物の調達を「利益を目指した投資」と考え、これまでにない価値を伝える役目を担って活動をしています。