AcrobatでPDFを開いて再度保存するとPDFのバージョンが変更される現象について

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このページではAcrobatPDFを開いて、再度保存する際の注意点を掲載しています。

【問題の状況】

AcrobatPDFを開いて保存をすると、PDFのバージョンが変更されることがあります。

たとえば、PDF1.3形式(Acrobat4.0形式)でPDFを作成し、その後、Acrobat5.0などでPDFを開いて再保存するとPDF1.4形式(Acrobat5.0形式)で保存されます。†1

【原因】

Acrobatの仕様です。

保存時に開いているAcrobatのバージョンに合わせてPDFが保存されてしまうようです。

【対処方法】

PitStopプラグインの機能を利用します

Enfocus社のPitStopプラグインをAcrobatにインストールし、PitStopプラグインの機能を使用することでバージョンを変更されるのを防ぐことができます。

以下の説明はAcrobat5.0とEnfocus PitStop Professional5.0の組み合わせです。

環境設定の画面を表示します。

「編集」→「環境設定」→「Enfocus PitStop Professional」を選択します。

PitStopプラグインのツールの設定をします。

タブで「ツール」を選択します。

PDF-バージョン」の項目にある「保存時にPDF-バージョンが自動的に1.4に変更することを防ぎます」にチェックを入れます。


「OK」をクリックします。

これで保存時にPDFのバージョンが意図せずに変更されなくなりました。

以上です。

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