概要
Illustrator 8で特色(スポットカラー)をプロセスカラーに変換する方法についての説明です。
プロセスカラー(CMYK)印刷の場合、特色で指定されたカラーがあると、その部分のカラーが出力されなくて白く抜けてしまうなどの問題が発生することがあります。ご注意ください。
スポットカラーの情報はスウォッチパレットで簡単に確認することができます
Illustrator 8以降ではスウォッチパレットにて使用しているスポットカラー(特色)をプロセスカラーに簡単に変更することが可能です。プロセスカラー印刷の場合、必ずスポットカラーをプロセスカラーに変換してください。
スウォッチパレットでスポットカラー(特色)が使用されているかどうかを確認することができます。
▲スウォッチパレットでカラーの右下に白の三角・点がある状態はNGです。
▲スウォッチパレットでカラーの右下に白の三角・点がない状態がOKです。
Illustrator 8でのプロセスカラーへの変換の方法
何もオブジェクトを選択していない状態にしてください。
スウォッチパレットで特色の状態になっているカラー†1をダブルクリックして、スウォッチオプションを出します。
「カラータイプ」を「プロセスカラー」に変更し、「個別に適用」にチェックを入れて「OK」をクリックして下さい。
- †1: スウォッチパレットでカラーの右下に白い三角・点がある状態のもの。
関連情報・参考資料
- Illustratorで未使用のスウォッチ(特色など)をまとめて消去する(DTPサポート情報)