Illustratorでトーンジャンプが発生しやすいグラデーションの長さについて

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概要

このページではIllustratorグラデーションを使用した場合にトーンジャンプが発生しやすいかどうかの判断基準について掲載しています。

計算方法

llustratorでグラデーションを使用する場合、以下の計算をすることで事前にトーンジャンプが発生しやすいかどうかを判断することができます。

グラデーションの長さを測る

ものさしツールや選択ツールなどで、使用しているグラデーションの長さを測ります。

カラーの変化率を計算する

カラーの変化率を計算します。

高いカラー値から低いカラー値を引いて求めます。複数のカラーがある場合は、最も変化するカラーで計算します。

例:
「C0 M100 Y80 K0」のカラーから「C0 M0 Y0 K0」に変化するグラデーションの場合、最も変化するカラーはM100→M0なので、カラーの変化率は100%(または1.0)です。

ステップ値を計算する

次の式を使ってステップ数を計算します。

[ステップ数]=256×[カラーの変化率]

グラデーションの最大の長さを確認する

次の表を基に「グラデーションの最大の長さ」を算出してください。

ステップ数 グラデーションの最大の長さ(mm)
10 7.6
20 15.2
30 22.9
40 30.5
50 38.1
100 76.2
150 114.3
200 152.4
250 190.5
256 195.1

使用するグラデーションの長さは「グラデーションの最大の長さ」より短くしてください。