概要
このページではIllustratorデータの「効果」のぼかしのアピアランスに関する注意点を掲載しております。文字ボックスの作り方によっては「効果」のぼかしが消えてしまうことがあります。
問題が発生すると思われるバージョン
- Illustrator 10
- Illustrator CS
※Illustrator CS2・Illustrator CS3ではこの問題は発生しませんでした。
問題の状況
「効果」のメニューにあるぼかしを使用して、文字の縁にぼかしをかけたらぼかしの一部が欠けました。
以下は拡大図です。
ぼかしは以下のように設定して行っています。
原因
Illustratorの問題です。不具合・バグと考えられます。
文字ボックスよりはみ出ている部分にはぼかしの効果がかからないようです。
上記データの文字ボックスは以下のようになっていました。
対処方法
以下のいずれかの方法を行うことで問題が解決できる場合があります。
- a: 「効果」の「ぼかし」ではなく、「効果」の「ドロップシャドウ」を使う
- b: 文字ボックスをぼかしの影響がある範囲より大きくします
- c: 文字をアウトライン化します
対処方法(詳細)
a:「効果」の「ぼかし」ではなく、「効果」の「ドロップシャドウ」を使う
「ぼかし」を使わずに「ドロップシャドウ」で似たような結果が出るように設定します。
以下の図のように文字ボックスの外にも効果が適用されます。
b:文字ボックスをぼかしの影響がある範囲より大きくします
文字ボックスをぼかしの影響がある範囲より大きくすることでこの問題を回避することができる場合があります。
c:文字をアウトライン化します
文字をアウトライン化することで文字ボックスの影響を受けることが無くなり、この問題を回避できることがあります。