このページではソースネクスト社「いきなりPDF」でのフォントの使用の注意点などを掲載しています。
使用してはいけないフォント
ワード・エクセル・パワーポイントなどから「いきなりPDF」を使用してPDFを作成する場合、使用するフォントの制限があります。†1
「DHP○○」というフォント(MS Officeや一太郎に付属のフォント)
「DHP○○」というフォントを使用するとフォントの埋め込みに問題が発生する場合があります。
DHP行書体・DHP特太ゴシック体・DHP平成明朝体W3・DHP平成明朝体W7・DHP平成ゴシックW5がインストールされている場合、DF行書体・DF特太ゴシック体・DF平成明朝体W3・DF平成明朝体W7・DF平成ゴシックW5を使用しても同じ問題が発生する場合があります。†2
和文OpenTypeフォント
和文のOpenTypeフォントを含むドキュメントを「いきなりPDF」でPDF変換しようとしてもPDF変換されない場合があります。†3
ただし、元がTrueTypeベースのOpenTypeフォント(例:MS-Office2003に付属のHG丸ゴシックM-PROやHG正楷書体-PRO)などはドキュメントで含まれていても問題はないようです。
欧文のOpenTypeフォントは含まれていても問題がないようです。
実例
ワードで以下のようなドキュメントを作成します。使用フォントは上から以下のように設定してあります。
- MS 明朝
- MS ゴシック
- DHP平成明朝体W3
- DHP平成ゴシックW5
- MS 明朝(太字・ボールド指定)
- MS ゴシック(太字・ボールド指定)
- DHP平成明朝体W3(太字・ボールド指定)
- DHP平成ゴシックW5(太字・ボールド指定)
「いきなりPDF」でPDF変換した場合
DHP平成明朝体W3・DHP平成ゴシックW5のフォントの埋め込みが正常に行われてないため、文字表示が化けて表示されています。(プリントアウトも同様になります)
Adobe Acrobat6(Adobe PDFプリンタ)でPDF変換した場合
画面上では特に問題は発生していないようですが出力†4すると、文字の線と線が重なる部分が白く抜ける場合があります。
実際の刷版出力では以下のようになる場合があります。ご注意ください。