このページではIllustrator10以降において非PostScriptプリンタ(非PSプリンタ)でもリンクされたEPSファイルを本来の解像度で出力ができることの説明を掲載しております。
PostScript対応プリンタでないとEPSがきれいに出力されません
通常のIllustratorではリンクされたEPSはPostScriptプリンタであればきれいに出力されます(画像本来の解像度で出力されます)が、PostScriptプリンタではないとプレビュー(低解像度の画像・粗画像)が出力されます。これは非PostScriptプリンタが、送信されてくるEPSデータを理解できないためです。
しかし、Illustrator10以降では環境設定を変更することで、非PostScriptプリンタであってもリンクしてあるEPSファイルをPostScriptプリンタに出力したようにプリントアウトできます。
Illustratorの環境設定について
「編集」→「環境設定」→「ファイル・クリップボード」を選択します。(Illustrator CSでは「環境設定」→「ファイル管理・クリップボード」)
▲画面はIllustrator10です
▲画面はIllustrator CS(MacOS X版)です
「リンクされたEPSに低解像度の表示用画像(プレビュー)を使用」のチェックを外します。
▲画面はIllustrator10です
▲画面はIllustrator CS(MacOS X版)です
上記設定を行った後、通常通り印刷をしてください。
注意点
- 上記設定を行うとIllustratorの動作が非常に遅くなります。このため、プリントアウトする時だけ変更する方が良いでしょう。
- IllustratorがEPSを解析するため印刷までの時間は通常の印刷より多く必要です。
- Illustratorが解析できないEPSファイルをリンクしている場合は印刷エラーが発生する場合があります。