概要
このページではIllustratorから直接PDFを作成する際に発生するフォントの縁取りのエラーについて説明を掲載しています。
問題の状況
Illustratorから直接PDF形式で保存した場合、縁取りの部分が正常に連結されず、欠けたような状態で保存される場合があります。
原因
IllustratorのPDF Libraryのバグ(不具合)と考えられます。
対処方法
以下のいずれかの方法でこの問題を解決できる場合があります。
対処方法(詳細)
a. フォントを埋め込む
Illustrator9以降のバージョンでフォントをアウトライン化しないでフォントをすべて埋め込んだ状態でPDF保存します。(Illustrator9より前のバージョンでは、和文フォントはPDFに埋め込みできません)
設定は以下のページを参考に設定してください。
b. Illustratorから直接PDF保存せずに、EPS保存した後にAcrobat DistillerでPDF変換する。
PostScript・EPSファイルを作成する前にIllustratorの書類設定を行う必要があります。詳しくは以下のページをご覧下さい。
書類設定が完了したらIllustratorからPostScript・EPSファイルを作成して、そのPostScript・EPSファイルをAcrobat Distillerで変換します。
c. 縁取りを分割する
Illustratorのデータ上で縁取り(線幅)の指定のあるオブジェクトを分割・拡張する。
縁取り(線幅)を指定しているオブジェクトを選択して「オブジェクト」→「分割・拡張」を選択します。
▲Illustrator8.0の画面です。
「塗り」「線」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
▲左側が「分割・拡張」したオブジェクト、右側が「分割・拡張」前のオブジェクトです。基本的に同じものができます。
この後に、IllustratorからPDF保存をします。