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概要
Illustrator CS以降でIllustratorから直接PDF変換する場合に、当社推奨のPDF設定のままだと折りトンボがPDFに保存されない場合があります。この問題に回避する方法について掲載しています。
折りトンボを活かしたままPDF変換する設定
以下の説明はIllustrator CS以降のものです。Illustrator8・Illustrator9・Illustrator10ではアートボートに入るようにトンボを設定してください。
以下のようなA4サイズ(297mm×210mm)で巻き三つ折りにする場合には、折る際に目印となるトンボ(折りトンボ)を赤丸の位置に配置します。
角のトンボは「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成します。
PDF変換の設定の中で、「トンボと裁ち落とし」の項目の「トンボ」の項目と「裁ち落とし」の項目を以下の図のように設定します。
- Illustrator CS:PDF保存時の設定について
- Illustrator CS2のPDF/X-1a保存設定について(印刷用PDF変換)
- Illustrator CS3のPDF/X-4保存設定について(印刷用PDF変換)
- Illustrator CS4のPDF/X-4保存設定について(印刷用PDF変換)
- Illustrator CS5のPDF/X-4保存設定について(印刷用PDF変換)
- Illustrator CS6のPDF/X-4保存設定について(印刷用PDF変換)
- Illustrator CCのPDF/X-4形式での保存設定(印刷用PDF変換)
以上の設定をすることで、PDF変換をしても折りトンボが残ったままになりました。
設定の解説
角のトンボを「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成するのは、PDF変換時に自動的に付くトンボを付けないように設定するためです。
PDF変換時に自動的に付くトンボは、「裁ち落とし」の値によってサイズが異なり見栄えがしないため(もしくは大きな値を入れたときに実用的ではないため)あえて付けていません。
「裁ち落とし」の値を12.4mm以上にするのは「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成した角トンボがPDF上にキチンと入るサイズにするためです。Illustrator CS3で「裁ち落とし」の値が小さい場合は「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」で作成した角トンボが消えることがありますので、あえて大きなサイズにしてあります。