このページではInDesign CS2・InDesign CS3で文字ボックスに書いた文字につけた線(フチ文字:縁文字)の角の形状をラウンドにする(角丸にする)方法について掲載しています。
普通にInDesign CS2で文字に線幅を付けると、線のフチが角張った線になってしまいます。「線」のパレットではラウンドの形状を選択することができないので、フチ文字の線をラウンドにすることができません。
InDesignの勉強部屋のStudy Room InDesign CS3のエントリー「フチ文字のラウンド」ではInDesign CS3で搭載された「効果」の機能を使用してフチの線をラウンドにしていましたが、ここで紹介する方法はドロップシャドウの機能を使用しているのでInDesign CS2でも利用できるテクニックです。
手順
※画像は全てInDesign CS2(Windows版)です。
文字ボックスを選択します
メニューの「オブジェクト」→「ドロップシャドウ」を選択します。
線の幅を2mmにしたい場合は以下の様に設定し、「OK」をクリックします。
すると、仕上がりは以下のようにフチの形状がラウンドの形状(角丸)になりました。
InDesignの画面上で拡大するとフチの部分がラスタライズ(画像化)されて、ギザギザの感じになりますが(表示は800%です。表示を「高品質表示」にしても同じです)...
補足
当社推奨のPDF書き出し設定(InDesign CS3・InDesign CS2)を使用するとPDF上で拡大すると印刷にほとんど問題ない程度の品質に仕上がっていることがわかります。(参考:シアンの線幅は2mm)
関連情報・参考資料
- InDesignからのPDF変換設定は以下のページをご覧下さい