Illustrator CS4:PDF保存時の設定について(PDF/X-1a)

  • 公開:
  • 更新:
  • 制作/編集:

概要

このページではIllustrator CS4から直接PDFを作成する際の設定を説明しています。

Illustrator CS4

Illustrator CS4でのPDF変換の方法は以下の通りになります。この設定はPDF/X-1aに準拠しています。


●設定ファイルをダウンロードしたい方はここをクリックしてください。



手順

ドキュメントのカラーモードの確認

「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」になっていることを確認します。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(1)



ドキュメントのページサイズを確認

「ファイル」→「ドキュメント設定」を選択します。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(2)

裁ち落としと表示オプション」の「裁ち落とし」の左右を「3mm」に設定し、「OK」をクリックします。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(3)



編集画面で仕上がりの位置とアートボードの位置が一致していることを確認してください。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(4)


PDF保存の設定

「ファイル」→「別名で保存」を選択します。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(5)


保存のダイアログのフォーマットは「Adobe PDF」を選択します。

拡張子は「.pdf」を付けてください。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(6)


「一般」の項目

「Adobe PDF プリセット」は「[PDF/X-1a:2001(日本)]」を選択します。設定を変更すると[PDF/X-1a:2001(日本)](変更)となりますが問題はありません。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(7)


圧縮」の項目

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(8)


トンボ裁ち落とし」の項目

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(9)


「出力」の項目

  • カラー:カラー変換...出力先の設定に変換(カラー値を保持)
  • カラー:出力先...任意のプロファイルを選択してください...例えば「Japan Color 2001 Coated」など
  • PDF/X:出力インテントのプロファイル...任意のプロファイルを選択してください...例えば「Japan Color 2001 Coated」など

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(10)


「詳細」の項目

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(11)


以上の設定が終わったら、「PDFを保存」をクリックしてPDFを作成します。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(12)


PDFを保存」をクリックすると、『PDF/X形式で保存すると、次にドキュメントを開いたときに編集機能の一部が使用できなくなる可能性があります。PDF/X以外の形式を選択し、「Illustratorの編集機能を保持」を有効にしてください。続行しますか?』という表示が出る場合がありますが、特に問題はありません。「OK」をクリックしてください。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(13)


補足

PDF保存の設定を保存しておくと便利

毎回PDF書き出しの設定をするのは間違いの元になります。PDF保存の設定を保存しておきましょう。

プリセットを保存」をクリックします。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(14)


「プリセット名」に適当な名前を付けて設定を保存します。ここでは「PDFX-1a裁落3mm」と名前を付けて「OK」をクリックします。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(15)


「Adobe PDF プリセット」が先ほどつけた名前の設定になっているのを確認してください。PDF保存をする場合はそのまま「PDFを保存」をクリックします。



次回以降は「Adobe PDF プリセット」を先ほど名前を付けた設定名のものを選択すればPDF保存の設定が完了した状態で保存できます。

Illustrator CS4でPDF/X-1a変換する(16)


設定ファイルダウンロード

Illustrator CS4用のPDF変換設定ファイルのダウンロードは以下のアイコンをクリックしてください。

設定ファイルPDF変換設定ファイルダウンロード

  • †1: オーバープリントのオブジェクトがない場合、設定できません。
  • †2: 透明効果のあるオブジェクトがない場合、設定できません。