目次
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概要
このページでは色同士の組み合わせによる印象の与え方の違いについて掲載しています。
解説
適切な色同士が組合わさると、美しい調和が生まれます。
配色における同系色と補色の効果について考えてみましょう。
同系色で"まとまり感"を出す
同系色はまとまりがよく、デザインに統一感を与えてくれる配色です。
目立つ色であっても、近くに同系色があると落ちついてきます。
また、離れた場所に同じ色を置くと、共鳴効果から画面や紙面などに一体感が生まれます。
同系色に"差"をつける
同系色にも欠点があります。
まとまりが良すぎて、逆にもの足りなく、活気が乏しいと感じてしまうのです。
同じ色でも、明るい⇔暗い、あざやか⇔渋い、といった色の差を大きくして、コントラストをつけると良いでしょう。
補色で画面を"ひきしめる"
同系色による配色は、一方の色相に片寄った、ある意味で不自然な配色とも言えます。
補色には、この片寄りを補正するバランサーの働きがあります。
たとえ面積が小さく地味な色であっても、十分に配色の効果を発揮することができます。
補足
こうした特徴をふまえつつ、クライアントの要望にどう応えるかが大切です。
なぜなら、配色の好みは、時代や地域、文化が違えば大きく変わるもので、かならずしも100%セオリー通りで良いとは言い切れないからです。
というのも、補色などを用いてアピールする従来の"目立つ"広告とは対照的に、現代では、より上質なイメージを重視した"馴染む"色づかいが支持される傾向にあります。
また、特定の色や形から商品を連想させる"雰囲気づくり"は、企業のブランド力を高め、より多くのファンを獲得するための、デザインの重要ポイントと言えるので、クライアントと配色についてはよく打ち合わせる必要があるのではないでしょうか。