書籍『10倍ラクするIllustrator仕事術』の著者のひとりのあかつきさんのブログのエントリーで「あかつき@おばなのDTP稼業録 【Illustrator CSx】フチ+ズラシカゲは変形効果の「コピー」を使う」というものがありました。
以下の画像の様にずらした影を表現するにはアピアランスの「変形効果」と「コピー」を使うといったものでした。
今回はこのテクニックを応用して、飛び出すイメージの3D風バナーを簡単に作る方法を紹介します。
パターン1:中央から飛び出すイメージの3D風バナー
オブジェクトの中央から飛び出すイメージの3D風バナーを作ってみます。
「変形効果」のダイアログで「拡大・縮小」の値を水平方向・垂直方向ともに「99%」にします。
「コピー」の値を「50」などに設定すると中央から飛び出す3D風バナーの完成です。
拡大・縮小やコピーの値を変化させると奥行き感を変更できます。
パターン2:左下から飛び出すイメージの3D風バナー
次にオブジェクトの左下から飛び出すイメージの3D風バナーを作ってみます。
「変形効果」のダイアログで「拡大・縮小」の値を水平方向・垂直方向ともに「99%」にします。
「コピー」の値を「20」などに設定します。
そして右下にある「基準点」を「左下」に設定すると左下から飛び出す3D風バナーの完成です。
パターン3:勢いよく左下から飛び出すイメージの3D風バナー
最後にオブジェクトの左下から勢いよく飛び出すイメージの3D風バナーを作ってみます。
「変形効果」のダイアログで「拡大・縮小」の値を水平方向・垂直方向ともに「99%」にします。
「コピー」の値を「30」などに設定します。
そして右下にある「基準点」を「左下」に設定します。
「回転」の値を「0.2°」に設定すると、勢いよく左下から飛び出すイメージの3D風バナーの完成です。
移動量や拡大縮小率によってはフチのでこぼこが気になる場合もありますが、その場合は移動量や拡大縮小率の値を減らして、コピーの値を増やすなどで対応してみて下さい。
みなさんも変形効果の値を変えて、色々試してみてくださいね。
あかつきさんの執筆した書籍