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このページではInDesignの「分版」パネルで、データのインキ総量(=カラーのインキの%を全て加算したもの)をチェックできることを紹介しています。
データのインキ総量が高すぎると用紙や印刷方式によっては印刷不良(インキのカラーが不安定になる・裏移りをする・ブロッキングが発生しやすくなるなど)が発生する恐れがあります。
印刷工程に適したインキ総量を超えていないか画面上で確認しながら作業を行うことは非常に重要です。
※このページは2012年7月20日に開催されたINDD Tokyo 2012『A-5 InDesignの出力に関する理想と現実(PDF出力、本当に使えるの?)』で時間の都合上、収録できなかった内容です。
確認手順
確認したいドキュメントを開き、InDesignで分版のパネルを開きます。
場所はメニュー→「ウインドウ」→「出力」→「分版」です。
「分版」のパネルの「表示」を「インキ限定」に変更します。
その右に警告したいインキ総量を入力します。
ここでは300%以上で警告がされるように設定しました。
データを見てみるとデータが全般的にグレーアウトします。
データのインキ総量で入力された%を超える部分が「赤色」になります。
赤色になった部分は印刷エラーが発生する可能性があります。
同じデータでインキ総量を350%に変更してみます。
先程赤くなった部分はインキ総量の制限が350%であれば問題無いようです。
インキ総量の値は印刷する印刷会社の設備・用紙・加工などによって変わります。
必ず印刷会社にご確認の上、データ作成を行って下さい。