このページではMacのFinderでファイル名を特定の法則に基づいて変更するショートカットを追加するための手順を紹介しています。
ファイルを選択して、ショートカットを押すと一瞬でファイル名が変更されます。
フォントをアウトライン化したデータはファイル名の頭に「out-」と付けるといった決まりを作っている場合に、いちいちファイル名を変更するためのソフトやAdobe Bridgeなどを起動しなくても良いので大変便利です。
ショートカットキーを設定する手順
今回は例として、選択したファイル(またはフォルダー)のファイル名の先頭に「out-」を追加するショートカット設定します。
Finderで「アプリケーション」の「Automator」(オートメーター)を開きます。
「サービス」を選択します。
「"サービス"は、次の選択項目を受け取ります」は「ファイルまたはフォルダ」を選択します。
「検索対象」は「Finder」を選択します。
ライブラリから「Finder 項目の名前を変更」を右側のエリアにドラッグ&ドロップします。
「このアクションは、渡されたFinder項目の名前を変更します。"Finder項目をコピー"アクションを追加して、オリジナルを変更しないでコピーを変更するようにしますか?」とダイアログが出た場合は、「追加しない」を選択します。
アクションを「テキストを追加」に変更します。
「追加するテキスト」は「out-」にし、「名前の前に追加」を選択します。
設定を保存します(Commandキー+S)。
ここでは「ファイル名に out- 付ける」としました。
設定が終わったら、「システム環境設定」を開き、「キーボード」を選択します。
「キーボードショートカット」を選択して、項目の中から「サービス」選択します。
右側のコラムから、先程作成した「ファイル名に out- 付ける」を選択します。
「ファイル名に out- 付ける」の右側の指のあたりをクリックすると、ショートカットを設定できるようになります。
今回は「Commandキー+Shiftキー+Rキー」としました。
以上で設定は終わりです。
試してみましょう
Finderでファイルを選択して「Commandキー+Shiftキー+Rキー」を押すと、ファイル名が変更されます。
複数のファイルを選択して、ファイル名を変更することも可能です。
設定を再編集したい場合
設定を再編集したい場合は、「ユーザー」フォルダの「ライブラリ」→「Services」にファイルがあるので開いて再編集をします。
補足:アクションをつなげることも可能
今回はファイル名を変更しただけですがFinderのアクションを追加すれば、ファイル名を変更して、ファイルを○○のフォルダーへ移動するといった一連のアクションもショートカットに割り当てる事ができます。
手作業の部分でエラーを発生させないよう、自動化できる点は自動化してみてはいかがでしょうか。