Illustratorのドロップシャドウにスポットカラーを使用してプロセスカラーに変換した際のぼかしのズレを事前に確認する

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Illustratorのドロップシャドウにスポットカラーを使用してプロセスカラーに変換した際のぼかしのズレを事前に確認する
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Illustratorではアピアランスの機能でオブジェクトへドロップシャドウ(影)を付けることができますが、ドロップシャドウのカラーがスポットカラー(特色)の場合と、プロセスカラーの場合では、ぼかしのサイズが異なります。(Illustrator CS6・Illustrator CC)



つまり、特色からプロセスカラーへ変換した際に、ぼかしのサイズが変わってしまいます。この変化をプロセスカラーへ変換する前に確認する方法を紹介します。

Illustratorのドロップシャドウ

ドロップシャドウのサイズ変化を確認する方法

メニューから「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を選択します。

Illustratorの特色をプロセスカラーに変換した状態を確認する


ドキュメントのラスタライズ効果設定のオプションにある「特色を保持」のチェックを外します。

Illustratorの特色をプロセスカラーに変換した状態を確認する


すると、ドロップシャドウの特色をプロセスカラーへ変換してなくても、プロセスカラーへ変換したイメージが表示されます(ぼかしのサイズが0mmではない場合のみ)。

Illustratorの特色をプロセスカラーに変換した状態を確認する


最終的にプロセスカラー印刷する場合、「特色を保持」にしておく必要はないので、常時チェックを外しておくと良いでしょう。

しかし、制作時に特色を使用すると、入稿データに適したデータに調整する際に他にも様々な問題が発生します。

プロセスカラー印刷する際は、制作時から特色を使わないようにすることで印刷エラーを防ぐことができます。