Illustratorのスタイル編集後の取り消しは意図しない動作になる場合があります。必ず画面上で確認をしてください。

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Illustratorのスタイル編集後の取り消しは意図しない動作になる場合があります。必ず画面上で確認をしてください。
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概要

Illustratorのスタイル編集は「取り消し」ができませんが、スタイル編集前に作業を行っている状態で「取り消し」を行うと意図しない動作になることがあります。

「取り消し」作業を行う場合は、意図した部分以外が変化していないか確認しましょう。

意図しない動作になる実例

動作検証環境はWindows 11 Pro(22H2)+Illustrator 2023(27.4.1)です。

Illustrator上の文字に「文字スタイル」を適用しておきます。文字スタイルでフォントファミリは「源ノ明朝」を指定しています。

Illustrator上の文字のカラーをブラックからマゼンタに変更します。

文字に適用された「文字スタイル」の編集を行います。パネルのメニューから「文字スタイルオプション」を選択します。

基本文字形式のフォントファミリを「源ノ明朝」から「VDL ロゴJr R」へ変更して「OK」をクリックします。

フォントが変更されました。

Ctrl+ZまたはCommand+Zで「取り消し」を行います。

フォントは変わらずに、文字のカラーがブラックに変更されました。

本来意図した動作は「フォント」が元の「源ノ明朝」になることです(文字のカラーはマゼンタのまま)。

原因

Illustratorのスタイル編集はヒストリーに記録されないので「取り消し」を行うと、スタイル編集の前の作業が取り消されます。

またスタイルの編集の内容自体は「取り消されない」ので、スタイル編集を行った内容だけ残ってしまうという動作になってしまいます。

対処方法

ありません。

関連情報

Illustratorのスタイル編集で取り消しが効かないことについて、以下の記事で取り上げています。

Illustratorのスタイル編集は「取り消しが効かない」ので慎重に作業をしましょう|DTPサポート情報