CTPは製版方式のことを、オフセットは印刷方式のことを指します。
まず基本的にはCTPとは印刷機に付ける刷版の作成機器と考えてください。
印刷機ではありません。
※厳密にはCTPはコンピュータからダイレクトに製版する事を指しますが、刷版を生成する機器を指す言葉としても使われる事もあります。
よく言われるCTP印刷とは、製版フィルムを使用しない印刷方式のことです。
オフセット印刷は平らな刷版を使用した印刷方式のことなので、CTPで作成された刷版を使用する場合もありますし、フィルムを作って製版した刷版を使用することもあります。
オフセット印刷について (DTP・印刷用語集)
メリット
製版フィルムを介さないため、メリットとしては、以下のものが挙げられます。
デメリット
デメリットとしては、コンピューターで面付けした後、すぐに製版が完了してしまうため、データの間違いに気がついたときに刷版を再度作成するためにコストが高くなってしまうという問題があります。
またノセやヌキなどのオーバープリントの状態をフィルムより確認しづらいため、データでオーバープリントの状態を確認しておくことが重要になります。