PDF1.3で透明効果のサポート×、PDF1.4で透明効果のサポート○とありますが、PDF1.4で透明効果のサポート○とは、IllustratorやInDesign上で透明効果を使用して作成し、直接PDF書き出しをする際に透明の分割等をしなくても、RIP側がPDF1.4対応ならば、無事RIP処理できるという事でしょうか?
また、それはWindowsのOffice系のソフトの透過性の機能も同じ事が言えるのでしょうか?
RIPが対応していれば透明効果の部分も正しく印刷されます。弊社のRIPも対応しております。
弊社で使用しているRIPはAPPE(Adobe PDF Printing Engine)の機能を持っており、透明を含むPDFデータをダイレクトに処理することができます。
このため、透明を含むPDF(例えばPDF/X-4など)は問題なく印刷が可能になっています。
WindowsのMS Officeの透明(透過性の情報を持つオブジェクト)は、IllustratorやInDesignと事情が異なります。
これは、PDF変換ソフトによって、透過性の情報がパターンで擬似的に表現されてPDF変換されたり、透過性の情報を持ったままPDFに変換されたりするので、PDFデータを変換した際に意図した形に変換されているかを確認する必要があります。
もちろん、これらのデータも問題は無く印刷することは可能ですが、透過性の情報がパターンで擬似的に表現されているPDFでは、IllustratorやInDesignの透明の様に滑らかな透過性として印刷されませんのであらかじめご了承下さい。