Q:
はじめまして。とてもわかりやすいサイトで日頃お世話になっているものです。
質問があります。
イラストレータCS2のデータを別名保存するときポストスクリプト3に設定したはずが、確認のためもう一度そのデータを開き、別名保存しなおそうとするとポストスクリプト2に戻っています。このデータは3保存されているのでしょうか?
教えてください。
A:
これはIllustrator CSから仕様変更になっています。
Illustrator EPSでPostScript3で保存しても次回開くときのダイアログはPostScript レベル2になってしまいます。
なお、PostScriptがレベル2なのか3なのかはEPSファイルをテキストエディタで開くとわかります。(先頭部分です)
※テキストエディタはMacOS9などではYooEdit・Jedit、MacOSXではmi・Jeditなど、Windowsはサクラエディタ・TeraPad・秀丸エディタなどがあります。
以下はIllustrator CS2の場合です。
【PostScript レベル2の場合】
%!PS-Adobe-3.1 EPSF-3.0 %ADO_DSC_Encoding: Windows Japanese %%Title: %%Creator: Adobe Illustrator(R) 12 %%AI8_CreatorVersion: 12.0.1 %AI9_PrintingDataBegin %%For: %%CreationDate: 6/18/2007 %%BoundingBox: 0 0 63 82 %%HiResBoundingBox: 0 0 62.0293 81.1470 %%CropBox: 0 0 62.0293 81.1470 %%LanguageLevel: 2
【PostScript 3の場合】
!PS-Adobe-3.1 EPSF-3.0 %ADO_DSC_Encoding: Windows Japanese %%Title: %%Creator: Adobe Illustrator(R) 12 %%AI8_CreatorVersion: 12.0.1 %AI9_PrintingDataBegin %%For: %%CreationDate: 6/18/2007 %%BoundingBox: 0 0 63 82 %%HiResBoundingBox: 0 0 62.0293 81.1470 %%CropBox: 0 0 62.0293 81.1470 %%LanguageLevel: 3
比べるとわかるように「%%LanguageLevel」が変化しています。
※他にもFlightCheckなどのソフトでプリフライトしてもわかります。
EPSファイルをご確認いただければと思います。