【多いトラブル】Illustratorのスポットカラー(特色)

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Illustratorのデータ入稿で多いエラー・トラブルは、プロセス4Cの印刷であるにもかかわらず、スポットカラーを使用しているというエラーです。スウォッチパレットでDICの○○番(スポットカラー)を使用して色を付けて、そのまま入稿される場合が多いようです。
 
 確かにIllustratorのスウォッチパレットにDICなどを読み込むと色の指定が簡単だということは制作者側から見れば確かに分かるのですが、実際出力する時点になって、プロセス4Cで分版して出力しますと、DICなどのスポットカラー(特色)で指定してあるカラーが抜けてしまったりするので、作成者が意図しない状態で出力されることがあります。
 
 Illustrator8などは、スウォッチパレットで使用しているスポットカラーを選択してプロセスカラーに置き換えることが可能ですが、Illustrator5.5などでは、グラデーション中にスポットカラーが使用されていると、どこに使用されているのかを手探りで探さなくてはならず、非常に出力エラーが起こりやすくなります。
 
 必ず全てのカラーがプロセスカラーになっていることをご確認の上、ご入稿下さいますようお願いいたします。Illustrator内のスポットカラーを調べるには「イラレの鬼」や「FlightCheck」などが有効です。「イラレの鬼」はフリーソフトなので是非ご活用ください。
 
→「Illustratorについて」
  https://www.ddc.co.jp/dtp/archives/20050720/165024.html