特売プレスでは入稿形式としてPDFに対応しており、入稿データをPDFにすることで価格メリットが発生します(レギュラーメニューのA3/A4サイズ)。
ではIllustratorや各種アプリケーションからPDFに変換するにはどうしたらよいのか、ということに関しては当社ホームページでも解説しておりますが、プリンタドライバのAdobePSやPScriptを使用したPDF作成については掲載されておりません。このプリンタドライバを使用したPDF作成方法については、JPC(Japan Publishing Consortium)のページで公開されている『Adobe(R) Acrobat(R)5.0日本語版活用法・プリントまたは印刷用PDF制作ガイド』(以下『PDF制作ガイド』)が非常に有用です。
このJPCの『PDF制作ガイド』はVol.1~Vol.3まで分かれており、それぞれ「プリントまたは印刷用PDFを作成するための基本概念」「環境セットアップ編」「アプリケーションからのPDF作成編」という内容になっております。
Vol.1ではPostScriptベースのワークフローに対してのPDFワークフローの有用性やAcrobat Distillerの推奨設定とその設定に対する説明などを掲載しております。
Vol.2ではAcrobat Distillerに渡すPostScriptを作成するために必要なプリンタドライバのAdobePSやPScriptのインストールから設定までを掲載しております。このVol.2のPScriptの設定は書籍以外ではあまり詳しく説明されていない部分なので、Windowsユーザーの方は一度目を通されておくと良いのではないでしょうか。
Vol.3では各種アプリケーションからPDFを作成するための設定を掲載しております。
Vol.1~Vol.3までで総計100ページを超える内容ですが、画面展開などを多く掲載し、わかりやすく設定ができるように説明がされています。
Acrobat Distillerを使用したPDFは設定を適切に行えば、各種アプリケーションから直接書き出すPDFより安定した/印刷に適したPDFを作成することができます。『PDF作成ガイド』をはその手助けとなるものです。是非ご一読下さい。
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『PDF制作ガイド』はAcrobat5.0についての内容で、現在Acrobatの最新バージョンは6.0ですが、Acrobat Distillerの設定に関してはAcrobat5.0と大きく変わるところはありませんのでAcrobat6.0を導入されている方でも十分に参考になるものと思います。
なお、Acrobat6.0の場合は、吉田印刷所情報メールで以前お知らせしましたAdobeのページの「PDF/X準拠の印刷用PDF作成ガイド」を参考にしてAcrobat Distillerの設定をしていただき、PDF/X準拠のPDFを作成することもお薦めです。
▼PDFデータ入稿・PDF変換:印刷用PDF作成の手引き
http://www.ddc.co.jp/yoshida/PDF/index.html
▼Japan Publishing Consortium
http://www.jpc.gr.jp/jpc/
※『PDF作成ガイド』は「REPORTS」の項目にあります。(PDF形式)
▼Adobeサポートデータベース
PDF/X に準拠した印刷用 PDF 作成ガイド(文書番号:222914)
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?222914+002
【PDF】JPCからAcrobat5.0の「PDF作成ガイド」が公開されています
- 公開:2003-10-17 10:04
- 更新:
- 制作/編集:吉田印刷所