日経BP社の「IT Pro」というサイトで「“無防備”なマシンでWindows Updateは禁物,ネット接続前に“守り”を固めろ」という記事が掲載されていました。
内容を要約すると、以下の通りになります。
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2003年の夏に大流行した「Blaster」や「Welchia」などのウイルスが送信するウイルス感染パケットは、ピーク時には30秒に1回の割合で飛んでくるくらい頻繁なものであったため(現在でも頻度は高い)、セットアップしたばかりのWindowsやリカバリをしたばかりのWindowsではWindows UpdateのページにジャンプしてWindows Updateを実行する前にウイルスに感染してしまう可能性がある。
このため、オフラインでのセキュリティホールのパッチの適用が重要だ。
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オフラインでセキュリティホールのパッチを適用するために有用なものは2004年2月からMicrosoftから無料で配布されている「Windows セキュリティ アップデート CD」です。
このCDは「2003 年 10 月までの Windows XP、ME、2000、98、および 98SE のセキュリティ修正プログラムおよび、特別配布版ウイルス対策ソフトウェア、パーソナル ファイアウォール ソフトウェアが同梱」(Microsoftホームページより)されており、オンラインにする前にかなりの数のセキュリティホールを塞ぐことができます。
2003年10月分までなので十分とはいえませんが、Blasterなどのウイルスに対しては有効です。また、Norton AntiVirus2004・Norton Personal Firewall2004の試用版も同梱されていますので、セキュリティアップデートとNorton AntiVirus2004・Norton Personal Firewall2004をインストールした後にWindows Updateすることもウイルスに対して有効です。
何にせよ、このCDに入っているものをインストールしても最新の状態になるわけではないため、ウイルスに感染する可能性は否定できませんが、何も対応していない無防備な状態でオンラインにするよりはウイルスの感染を格段に低減できます。
ウイルスの感染は自分だけではなく、周りに方々(同僚やお客様など)にも迷惑がかかります。ウイルス対策に関しては万全になるようにしておくことが重要ではないでしょうか。
※ここでの「オンライン」という単語はインターネットに接続することだけではなく、LANで接続することも含みます
▼“無防備”なマシンでWindows Updateは禁物,ネット接続前に“守り”を固めろ
→IT Pro(nikkeibp.co.jp)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/SEC_CHECK/20040302/1/
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▼Windows セキュリティ アップデート CD (2004 年 2 月)(Microsoft)
http://www.microsoft.com/japan/security/protect/order/default.mspx
▼Apple:ソフトウェアアップデート
http://www.apple.co.jp/ftp-info/index.html
※MacOS Xユーザーの方はこちらからセキュリティアップデートをダウンロードできます