PDF変換すると何が変わるの?(2/2)

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特売プレスではPDF入稿とDTPソフトのデータでの入稿に価格差をつけPDF入稿を促進しております。
 
 PDF形式以外でも今までIllustratorQuarkXPressデータのまま入稿することは可能でした。では、わざわざPDFにするメリットはいったいどこにあるのでしょうか?
 
 メールマガジンでは2回に分けてPDF変換のメリットを説明したいと思います。
 
 今回はその2回目です。
 
◆4◆ 仕上がりイメージを見ることができます
 
 IllustratorPhotoshop EPS画像を貼り込んでいるときにプリントアウトをしたら、EPS画像がプレビュー画像のまま出てきて、校正としては役に立たなかったことはありませんか。
 もしくはIllustratorPhotoshop EPS画像を埋め込めばきれいには出るけど、後で画像修正があったときに面倒なことになるからなぁ…と思ったことはありませんか。
 Acrobat DistillerがあればIllustratorからEPS保存もしくはPSファイルに保存してPDFに変換してみましょう。AcrobatPDFを開いてプリントアウトすれば、Photoshop EPS画像もきれいにプリントアウトされます。これでプレビューの状態で校正を出さなくても良くなります。
 
 またプリントアウトを出さなくてもPDFAcrobatで拡大して見ることができるので細かな部分も画面上で確認することができます。
 
 
◆5◆ OSの呪縛から解放されます
 
 今まではWindows・Macでのデータの扱いが異なり、対応もWindowsのデータには対応できないという所もありました。PDFは作成OSとは無関係なので(※)Windowsで作成しようとMacで作成しようと、Solarisで作成しようと関係はありません。もちろんMacOSXで作成しても同じです。
 
 PDFを使うことでOSの呪縛から解放されるのです。
 
(※)ただしファイル名に拡張子.pdfが付いていないとWindowsなどではPDFと認識されない場合があります。
 
 
◆6◆ 圧縮でファイルサイズをコンパクトに
 
 PDFは変換時に画像の圧縮をすることができます。不必要に高い解像度のものを適切な解像度程度に落としてファイルサイズを減らすダウンサンプリングの機能やJPEGZIPといったファイルサイズ圧縮の機能などにより、非常にコンパクトなファイルを作成することができます。(※)
 
 ファイルサイズが小さくなりますのでインターネットを経由してデータを入稿する場合に送信時間が短くなります。
 
(※)Illustratorから直接PDF書き出しした場合は、設定によってはあまりファイルサイズが小さくならない場合もあります。
 
 
 
 「DTP WORLD」2004年12月号では『6段階でマスターするPDF作成ステップアップガイド』でPDF作成の方法について掲載されています。是非参考にしてください。
 
 ●DTP WORLD
  http://www.wgn.co.jp/dtpw/