5月11日に商品比較・評価サイトの「カカクコム」に不正アクセスがあり、ホームページの改竄(かいざん)が行われ、Windows向けのウイルスが仕込まれたのは記憶に新しいところです。大手新聞やテレビニュースなどでも大々的に取り上げられて話題になったかと思います。
▼価格.comのWebサイトが改ざん、ユーザーにウイルスをばら撒いたおそれも
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/16/news014.html
▼価格.comが一時閉鎖、不正アクセスでトロイの木馬を仕込まれる
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/05/16/7599.html
「この改ざんにより、何者かが当社サイトを媒介としてウィルスソフトを無差別に送りつけ、当社サイトを閲覧されたお客様がウィルスファイルを取込んでしまった可能性があります。」とカカクコムが発表しているように、ホームページを閲覧しただけでウイルスに感染する場合もあるので、メールを見なければウイルスに感染しないといった誤った知識をお持ちの方は認識を改めなくてはいけないかもしれません。(今回のカカクコムのウイルス事件で当初キヤノンシステムソリューションズのNOD32だけがウイルスを検知したようです。)
カカクコムのウイルス関連情報のページには各ウイルス対策ソフトメーカーの対応状況も掲載されておりますので、Windowsユーザーの方はぜひ一度ご覧下さい。
▼NOD32について
http://tinyurl.com/dwc6p
▼ウイルス関連情報(カカクコム)
http://www.kakaku.com/antivirus.html#info
また、カカクコム以外にも静岡新聞社のサイトなど改竄されたページが複数あるようです。今後も他のサイトの改竄が行われる可能性も否定できません。ウイルス対策ソフトのアップデート並びにWindows Updateを行って、最新の状態へ更新するようにしておきましょう。
▼さらに拡大する不正アクセス被害、警察庁が注意喚起
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/18/news103.html
▼“価格.comウイルス”を仕込まれたサイトが複数、パッチ適用の確認を
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/05/18/7653.html
▼Microsoft Windows Update
http://windowsupdate.microsoft.com
※5月24日からカカクコムは一部機能を除いて再開しています。
また今回の不正アクセスによりカカクコムからメールアドレス22,511件が詐取されたことも公表されています。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/05/23/7704.html