RSSを使って新しい情報を効率よく集めましょう(1)

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 RSSという言葉をご存じでしょうか?

 

 ブログが2005年は大ブレークして、認知度も急上昇してきました。有名人がブログを開設したり、(番組は終わってしまいましたが)フジテレビでは「ブログタイプ」という番組を放送したり、ブログで好評だった「鬼嫁日記」をドラマ化したりと、一部の人たちだけではなく、一般の人々に近くにブログが広がってきたように思えます。

 またNTTレゾナントのgooとjapan.internet.comの調査ではインターネットユーザーの76%がブログを見たことがあると答えています。約3/4のユーザーが何らかのブログを見ているというのはもはや「ブログ」というものが広く知られているといっても良いのではないでしょうか。

 ブログにはほとんどの場合「RSS」「XML」「このサイトと連携する」「Syndicate this site (XML)」「RDF」(以下RSS)などのリンクがあります。ブログでなくても最近はニュースサイト(asahi.comやCNETなど)や企業のホームページ(本田技研工業やフジテレビや吉田印刷所など)や市町村のページ(米子市など)でもRSSが配信されている場合があります。このリンクはほとんどの場合、クリックしても意味の分からない文字が表示されるだけで、普通の人たちには関係のなさそうな情報です。(もしくはファイルのダウンロードの画面が出るだけです)

 しかし、このリンク先の情報(=RSS)はXMLというコンピューターが扱いやすいフォーマットでブログの内容に関することが書かれており、様々なソフトやアプリケーションから情報を加工して扱うこと(=再利用)が可能になっています。

 例えば、いつも見に行くホームページがいつ更新されたか分かれば、ホームページを見に行ったけど更新されていなくて残念な目に遭うといったことがありません。また常に更新されているページでもないようによって興味があるもの、ないものがあるかと思いますが、タイトルや概要だけ見て内容を判断できれば、あっちこっちのページを見なくても済むようになります。

 このようなことを実現するための部品の一部がRSSという技術です。RSSはまだまだ言葉として定着していない部分や、RSSという言葉の意味が分かりづらかったりするので、海外では「Web Feeds」「Web Tips」(Webのかけら)と呼ばれる場合もあります。今度新しく登場するMicrosoftのInternet Explorer7では「Web Feeds」という言葉を使うかもしれません(日本語版ではどうなるかは分かりませんが…)。


 次回はRSSリーダーというものを使って、ホームページの更新情報などを効率よく入手するための方法を説明します。


【関連ページ】

▼ 第20回:Blog に関する調査 [自主共同調査結果] - gooリサーチ

http://research.goo.ne.jp/Result/0510cl11/01.html

▼ フジテレビ、Yahoo!ブログとの連動新番組「ブログタイプ」放映開始

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/04/08/7197.html

▼ 実録鬼嫁日記

http://yugure.ameblo.jp/

▼ 有名人ブログ、ただいま増殖中!

http://internet.watch.impress.co.jp/static/link/2005/06/10/