MacOSはアイコンの情報などを保存しているリソースフォークという部分と実際のデータの部分を保存しているデータフォークという2つの部品でファイルが構成されています。
リソースフォークという部分はMacOSではアイコン情報とも言われているもので、そのファイルが何によって作成されているかの情報を持っています。Windowsのようにファイル名に拡張子が無くてもダブルクリックすれば対象のソフトが開くというのはリソースフォークが付いているからできる技です(一部例外あり)。
さて、MacOSXでファイルを圧縮する際のおすすめのソフトウェアはMacの昔からの定番DropStuffです。MacOSXにはフリーのLHA圧縮ソフト(「DropLHa」)がありますが、このソフトの使用は注意が必要です。
「DropLHa」のページには以下のように注意が掲載されています。
・ Mac 間でファイルをやりとりする場合には DropStuff など別のソフトウェアを使用したほうがよいでしょう。DropLHa は LHA アーカイブにリソースフォークを含めることができません。
・ MacLHA で作ったアーカイブは MacLHA あるいは HappyLHA で解凍してください。DropLHa はリソースフォークを扱うことができません。
▼ LHA for Mac OS X
| http://www.fan.gr.jp/%7Esakai/lha.php
つまり圧縮ファイルにするときにリソースフォークの情報を捨ててしまうわけです。このため解凍してもほとんどのファイルが白紙のアイコンになってしまい、ダブルクリックしても開かない状態になってしまいます。
作業の進行に大きな影響を与える場合がありますので、当社にご入稿の際は、「DropLHa」を使用した圧縮をお控え下さい。(ちなみにStuffItのDropStuffでLHa圧縮・ZIP圧縮しても白紙のアイコンになります)
このためリソースフォークを保存できるStuffIt形式・StuffIt X形式をおすすめいたします。当社ではStuffIt X形式をおすすめします。(圧縮率が高いため)
また同様のことが他の例でも起こります。Macはインターネットに繋いでいないけどWindowsはインターネットに繋いでいるという構成をしていることがあるかと思います。ファイル圧縮の作業をMacで行わず、Windowsで行うと、同じようにリソースフォークを捨てた状態で圧縮されます(=白紙のアイコン状態)。Macのデータをお送りいただく際は、必ずMacにて圧縮をお願いいたします。
逆にMacユーザーの方がWindowsユーザーの方にデータを送る場合には今度はリソースフォークの情報がエラーの原因になることがあります。その場合は、リソースフォークをつけないようになっている圧縮ソフトをご利用した方がトラブルを防げるのではないでしょうか。
▼ MacOS Xでもおすすめの圧縮ソフト StuffItは以下のAmazonのページより
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