吉田印刷所のページでは掲示板の管理者のご協力をいただいて、各掲示板の過去ログをブログの形式に変換して掲載しております。
掲示板の元々ついている過去ログ機能は書き込みが増えてくると、書き込みのURLアドレスが変更になったり、トピック(質問&回答)毎にURLアドレスが用意されていないため、質問があったときに過去ログのURLアドレスを教えてあげることが困難になったりする場合が多いようです。(「過去ログの●ページ目の下から2つめのトピックです」など)
吉田印刷所では質問者側と回答者側の利便性を考え、1トピック1URLアドレスという考えの下、ブログの形式に変換して、誰でも簡単に閲覧&教えることができる環境作りに取り組んでおります。これらの活動がDTP・デザイン・印刷業界全体の作業効率化やエラー・事故の低減に繋がればうれしく思っております。
掲載されていない掲示板でご協力いただける掲示板管理者の方がいらっしゃいましたらぜひご連絡いただければありがたく思います。(もしくはこの掲示板の内容が同じような形式になれば!というご意見もお待ちしております)
●ご協力いただいている掲示板
▼ DTP駆け込み寺
▼ InDesignの勉強部屋
| http://www5c.biglobe.ne.jp/~thats/
| https://dtp-bbs.com/indesignbbs/
▼ DTPの壺
| http://www.dtp.il24.net/tubo/
| https://dtp-bbs.com/dtptubobbs/
さて、今回もアクセスが多かったトピック(質問&回答)の中でおもしろい・役立ちそうと思えるものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
| https://dtp-bbs.com/dtpbbs/archives/2006/03/14/131026distiller40pdf_x1a.html
基本的にAcrobat Distiiler4ではPDF/Xは作成できませんが、一旦Acrobat Distiller4.0でPDFを作成してAcrobat7でできあがったPDFを読み込ませて、PDF/Xに変換するという形でPDF/Xに変換したようです。
今までPDFを作成してきて、印象としてはAcrobat Distiller4.0よりもAcrobat Distiller7.0の方がPDF変換時にエラーが少ないように感じます。フォントを含めたEPS・PostScriptをAcrobat Distiller7.0でPDF/Xに変換した方がもしかすると簡単で安定したPDF/Xができるのかもしれませんね。
▼ [957]OS9起動モデル
| https://dtp-bbs.com/dtptubobbs/archives/2004/0814185400957os9.html
最近は入稿データでIllustrator CSやIllustrator CS2などの新しいソフトを使って作成されたデータも増えてきました。しかし、Illustratorのデータ全体を見てみるとまだまだIllustrator8が多いような印象です。(Illustrator CS/CS2の方はPDF入稿をしているからかもしれませんが…)
(IntelMacでない)最近のMacではMacOSXにClassic環境をセットアップすることでIllustrator8などは動かすことは可能です。しかし、Classic環境自体がメモリを多く必要としたり、MacOSXに周辺機器用のドライバーソフトが無かったりするので、MacOS9で起動するMacが必要という状況は少なからずあります。(当社でもMacOSX起動のマシンではなるべくClassicを起動しないようにマシンを分けています)
今回紹介したトピックではG4 MacでMacOS9起動できるMacの型番が書いてあります。中古販売でどのMacがMacOS9起動できるのかわからない場合は、参考にした方がよいかもしれませんね。
▼ [3054]イラストレーターデータをPDFに軽く落とす方法
| https://dtp-bbs.com/dtptubobbs/archives/2006/01111624003054pdf.html
Illustratorで作ったPDFデータを軽く(=データ量を少なく)したいというトピックです。こうした需要というのはやはりウェブ(ホームページ)用なのでしょうか?
トピックの中でも取り上げられていますが、Acrobat7 Professionalでは「アドバンスト」→「PDFの最適化」を使用すると、かなりファイルサイズが小さくなる場合があります。PDFのバージョン(Acrobat4/5/6/7)によってもファイルサイズが変わることもあるようですので、ファイルサイズをどうしても小さくしないとダメな場合は、試してみる価値があるのではないでしょうか。
要求されている品質にもよりますが、全体をJPEG画像にするとファイルサイズが小さくなることもあります。こちらも試してみてはいかがでしょうか。
▼ Illustrator CSでのPDF作成について
| https://dtp-bbs.com/dtpbbs/archives/2006/03/14/172510illustrator_cspdf.html
MacOSXのIllustrator CSでプリント(印刷)の機能を使ってアートボードでトリミングして、Acrobat6形式でPDFを作りたい(ただし入っているAcrobatは7)というトピック。
単純にプリントのダイアログで「用紙設定」「プリンタ」の部分でアートボードのサイズの用紙を選択して、PDFオプションのところでAcrobat6形式で保存されるジョブオプションを選択すれば良いわけです。
ですが、もっと簡単にPDFがAcrobat6「でも」見れるバージョンで保存したい場合は、何も選択しない状態で「オブジェクト」→「トンボ」→「作成」でトンボを作成して、別名でPDF形式にて保存すれば、簡単にAcrobat6「でも」見れるバージョンのPDFができます。
▼ [5689]pdf書出しについて
| https://dtp-bbs.com/indesignbbs/archives/2005/01/18/1618005689.html
InDesign CSにてダイナフォントのTrueTypeを使用してPDF変換したら、文字の縁をつけた文字がずれた、というトピックですが、DF平成ゴシックW9(TrueType)を使用し、InDesign CSからPDF変換する(書き出しでPDF形式にて書き出しをする)と、できあがったPDFは画面上では正常で、PSプリンタにプリントすると文字が欠けるという話が出てきます。
実際にトピックの中で触れられていた「堀」「解」という文字を入力し、PDFを作成してみたら確かにAcrobat5・Acrobat6でPSプリンタにプリントアウトすると文字が欠けていました。これはちょっと怖いですね。(XeroxのDocuColor1256はプリンタにPDFを直接送信してプリントする機能があるのですが、このプリントの方法だと文字は欠けませんでした)
InDesign CS2で作成したPDFでもAcrobat5・Acrobat6でPSプリンタにプリントアウトすると文字が欠ける現象が見られました。
なお、当社のTrueFlowにこのPDFデータを出力させたところ、文字の欠けはなく出力されていました。(トピックの中でも他の方がTrueFlowについて触れられていますね)
InDesignを使ってPDFを作る場合には、ダイナフォントはTrueTypeではなく、OpenTypeの方がより安全なのかもしれませんね。メーカーではTrueTypeを使用してのPDFへの埋め込みはサポート対象外としているので仕方がないのかもしれません。
▼ DynaFont TrueType600 + 欧文3000 (Win版)
| http://www.dynacw.co.jp/dynafont/truetype/13win.html
いかがだったでしょうか。他にも役立つDTPの情報が数多く掲載されていますので、何かわからないことがあったら検索して調べてみてください。