大手製紙メーカーが6月1日から用紙の価格を15%以上値上げ

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 4月は新しい年の始まりですね。

 新しい気持ちで色々取り組んでいきたいものですね!…という矢先の4月3日付けの日経新聞のホームページに以下の記事がありました。


 製紙最大手の王子製紙は2日、主力の印刷・情報用紙を6月1日から値上げする

と紙代理店に伝えた。原燃料高を製品に転嫁する狙いで、15%以上の引き上げを

目指す。印刷会社などユーザーの反発はあるが、業界3位の大王製紙もすでに値

上げを表明しており、一定の浸透が見込まれそうだ。

 値上げ表明は、10%上げた07年7月出荷分以来11カ月ぶり。同社によると、15

%の値上げは2回の石油危機前後を除いて最大の上げ幅となる。従来は10%が最

大だった。

▼ 王子製紙、印刷用紙を値上げへ|NIKKEI NET(日経ネット)

http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt220/20080402AS1D0207R02042008.html


 また三菱製紙・大王製紙からも同じような発表がされています。

 こちらも15%以上の値上げが予定されています。

▼ 三菱製紙、6月1日出荷分から印刷・情報用紙全品種の価格を値上げ

| 日経プレスリリース

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=186397&lindID=4

▼ 大王製紙、印刷・出版・情報用紙や特殊紙の価格を値上げ

| 日経プレスリリース

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=185215&lindID=4


 これはかなり大きな値上げですね。

 わかりやすい例で言えば、ガソリンが120円だったものが140円になると約15%の価格上昇です。暫定税率廃止前に戻るみたいなモノです。

 昨年の7月前から見れば、110%×115%で126.5%アップしてしまうわけで、用紙1000万円が1265万円になってしまうわけです。印刷業界にとってはかなり大きなダメージですね。