たった1文字ファイル名を変更するだけでPhotoshopを高速化させる方法

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 最近はメモリを2Gバイトとか4Gバイトとかを最初から搭載するPCも結構多くなってきましたね。

Photoshop CS2/CS3を使用していてメモリを多く積んでいる人にお得な情報をお知らせしたいと思います。


 なんと、たった1文字ファイル名を変更するだけでPhotoshopの動作が高速化されてしまうのです。


 Photoshop CS2/CS3ユーザーでメモリが1Gバイト以上ある方(※)の変更すべきファイルは「~大きいタイル.8BX」または「~大きいタイル.plugin」です。


 このファイル名の先頭についている「~」を消すだけです。

 たったこれだけ。


 簡単に速度アップができる技(で前の状態に戻すのも簡単)なので、是非試してみてくださいね。


※Adobeのドキュメントでは「1Gバイト以上」と書かれていますがOSにWindows Vistaを使用されている方は現実的には1.5~2Gバイト以上搭載している人と考えた方が良いかもしれません。(「大きいタイル」のプラグイン自体はメモリ・画像キャッシュ環境設定で、Photoshop に割り当てられているメモリが261Mバイト以上で高速化する動作をします)



「~大きいタイル.8BX」または「~大きいタイル.plugin」のファイルの場所

 「~大きいタイル.8BX」または「~大きいタイル.plugin」のファイルはエクスプローラーやFinderで以下のフォルダを順に開いていくとあります。(管理者権限が必要な場合があります)



Windows版Photoshop CS2の場合

\Program Files

\Adobe

\Adobe Photoshop CS2

\プラグイン

\Adobe Photoshop Only

\機能拡張

\大きいタイル


Windows版Photoshop CS3の場合

\Program Files

\Adobe

\Adobe Photoshop CS3

\プラグイン

\機能拡張

\大きいタイル


Mac版Photoshop CS2の場合

/アプリケーション

/Adobe Photoshop CS2

/プラグイン

/Adobe Photoshop Only

/機能拡張

/大きいタイル


Mac版Photoshop CS3の場合

/アプリケーション

/Adobe Photoshop CS3

/プラグイン

/機能拡張

/大きいタイル



関連ページ

▼ [226170]1 GB 以上の RAM を搭載したコンピュータにおけるパフォーマンスの最適化について(Photoshop CS2)

http://kb2.adobe.com/jp/cps/226/226170.html

▼ メモリを多く積んだらPhotoshopが遅くなる?(Mac版 Photoshop CS2/CS3)

https://www.ddc.co.jp/mail/archives/20080414/100500.html

Photoshop CS3より後のバージョンに関する追記(2016/08/01)

Photoshop CS4はDVD-ROMのフォルダーに大きいタイルプラグインは保存されているので、指定の場所にファイルをコピーしてPhotoshopを再起動します。

  • Mac:Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Photoshop CS4/Plug-ins/Extensions
  • Windows:Program Files¥Adobe¥Adobe Photoshop CS4¥Plug-ins¥Extensions

大きいタイルプラグインは、アプリケーション DVD-ROM の「プラグイン(オプション)」フォルダに保存されており、初期設定では無効になっています。大きいタイルプラグインを有効にするには、「プラグイン(オプション)」フォルダの「Bigger Tiles.8BX」プラグインファイルを以下の場所にコピーし、Photoshop を再起動します。このプラグインは、1 GB 以上の RAM が搭載されている場合にのみ有効です。

Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Photoshop CS4/Plug-ins/Extensions

プラグインを有効にすると、一度に描画されるタイルが大きくなるため、結果的に描画速度が向上します。Photoshop では、少数の大きいタイルを描画するほうが、多数の小さいタイルに比べて処理に要する時間が短縮されます。Photoshop では一度により多くのデータが再描画されるため、大きいタイルは再描画に時間がかかる場合もあります。例えば、プレビューしながらフィルタやパネルのスライダで繰り返し細かい調整を行うと、タイル全体が計測・描画されるため、処理に時間がかかります。最終的な画像の処理に要する総時間は短縮されますが、大きいタイルプラグインがインストールされている場合、ペイント時の表示更新は遅くなります。

大きいタイルプラグインは、ペイントや細かいフィルタ調整などを頻繁に行い、そのつどプレビューを確認するような作業には適していませんが、処理中のプログレスバーが頻繁に表示されるような場合、大きいタイルプラグインによって時間が短縮される可能性があります。

パフォーマンスの最適化(Macintosh 版 Photoshop CS4/Photoshop CS4 Extended)(Adobe)

なお、Photoshop CS5以降は環境設定で設定できるようになっています。

「大きいタイル」プラグインは、パフォーマンス環境設定に組み込まれるようになったため、Photoshop CS5 から削除されました。この機能は、UI で設定できるようになりました。設定するには、Photoshop 環境設定のパフォーマンスセクションの 「キャッシュタイルサイズ」 を 1024K または 1028K に設定します。 

既知の問題(Photoshop CS5/Photoshop CS5 Extended)(Adobe)