非常に残念なお知らせが入ってきました。
雑誌「DTPWORLD」が2009年5月号(2009年4月13日発売分)を以て休刊することになったそうです。去年から顕著ですが様々な雑誌が休刊になっていますね。一般流通している印刷・DTP向けの専門誌は数が少ないので非常に残念です。
DTPWORLDを発行しているワークスコーポレーションのサイトには以下のように掲載されています。
『
平素は弊社の雑誌『DTPWORLD』をご愛読いただきまして誠に有り難うございます。
1996年の創刊より、読者の皆様に親しまれておりました『DTPWORLD』ですが、誠に勝手ながら、2009年4月13日発売131号(2009年5月号)をもちまして、休刊することとなりました。
創刊から13年間、読者の皆様に支えていただき心より御礼申し上げます。
昨今、広告依存型のビジネスモデルの転換期に来ておりますが、弊社としましてもメディアとしての長期的戦略の観点から、他の媒体や事業に経営資源を集中することにより、更なる顧客価値の向上、経営効率の改善を図る所存でございます。
』
▼ DTPWORLD休刊のお知らせ|ワークスコーポレーション
| http://www.wgn.co.jp/dtpw/close.php
まだ、来月号もありますので、お忘れなく!
なお、今月号(2009年4月号)のDTPWORLDは情報がまとめられていて便利な冊子「DTP&印刷ルールブック2009」が付属しています。
ご購入は以下のページからどうぞ。
▼ [雑誌] DTPWORLD 2009年4月号 No.130|ワークスコーポレーション
| http://www.wgn.co.jp/store/dat/0130/
広告依存型のメディアと言えば、米国の新聞は広告収入によって運営が行われている側面があるので、この世界的な不況に伴い広告主が大幅に減って、大手の新聞も休刊に追い込まれているようです(もちろんオンラインメディアに広告出稿を奪われているという理由もあります)。
広告依存型のビジネスモデルは今後転換していかねばならないと様々なところで言われていますが、どういった形が理想なのかという取り組むべき難しい問題をメディア(媒体)の一端を担っている印刷業界としても考えていかないと行けないのかもしれませんね。
▼ 【コラム】メディアの革命 (23) | マイコミジャーナル
| 米国で語られ始めた、公共財としての「新聞再生論」
| http://journal.mycom.co.jp/column/media/023/index.html
▼ 【コラム】メディアの革命 (24) | マイコミジャーナル
| "悲報"相次ぐ米国新聞界、「理想的な言論機関」への再生策とは?