書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』より(4)

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複数回に分けて弊社が発行している書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』の内容をメールマガジンでお届けしております。

経営者・営業担当向けの内容になっております。


書籍『非常識が未来を創る - パンドラの箱の真実』については以下のページをご覧下さい。

http://bit.ly/zsIiAO


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この原稿は2011年6月28日に開催された「AGFAフェア2011東京」での株式会社吉田印刷所(新潟県五泉市)代表取締役社長吉田和久の講演の文字起こしを行い、内容を修正したものです。話の流れを分かりやすくするために順序の入れ替えや言い換えなどを行っていることを予めご了承ください。

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(前回からの続き。前回→ http://bit.ly/GZbVWi


●どういう会社が生き残るのか?

難しいこと、厄介なこと、それをちゃんとお客様に理解していただき、商品として提供できた印刷会社が生き残っていけるのだと思っています。

皆さんは、簡単な安易な道を選ばれるのか。それとも険しい道を選ばれるのか。


こんな話があるのですよ。

近江の商人が碓氷峠を越えて江戸に商いに行くのです。その時一緒に江戸に向かっていく同業の旅人と遭遇して道を共に歩き始めました。険しい山道に差し掛かった時に、一緒に歩いていた商人がこんなことを言ったそうです。


「ああ大変だ。私はほとほと自分の商売が嫌になりました。こんな大変な仕事をいつまでも続けたくない。できることであればもっと楽な仕事をしたかった。」


それを聞いた近江の商人がなんと言ったと思いますか。


「ああ私はもっとこの峠が険しければ良いと、今つくづくそう思っていますよ。何故ならばあなたと同じようにこの険しさ辛さにめげて、商売を投げ出してくれる人がいたら、どれほど自分の商売が楽になるか。それを考えたら、もっともっと険しい峠であってくれれば商売がやりやすいのにな。」


こんなことを言ったそうです。私はこの話を聞いて、確かにそうだ、安易な道を選ぶより、厄介で難しい道を選んだ方が競争相手は少なくなる。当然の話だと思ったのです。

ならば、私が目指すべき道は常に厄介な道、険しい道を選択できる経営者になった方が未来は見える。そして、そのことを分かってくれるスタッフをたくさん育てたい。そんな思いで、現在、仕事をさせてもらっています。



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続きは次回以降のメールマガジンにて配信したいと思います。



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