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印刷をするために必要な「紙」について皆さんと学んでいきましょう。
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今回は洋紙発祥の地について触れます。
わが国の洋紙発祥の地は、明治時代初め日本最初の洋紙会社である「抄紙会社」の創業地である東京府豊島郡王子村(現、東京都北区王子)です。王子製紙株式会社の社名の発祥の地でもあります。
そしてその王子工場の創立80年にあたる1953(昭和28)年に、「洋紙発祥之地」記念碑が工場正門跡地(東京都北区王子1-4-1)に建立されました。(「洋紙発祥之地」記念碑 右写真参照...中村 資さんのホームページ江戸東京旧聞巡り江戸旧聞の今昔王子飛鳥山界隈から引用させていただきました)
なお、同じ工場跡地内には、「洋紙発祥之地」記念碑が建つ3年前の1950(昭和25)年に「財団法人 製紙記念館」(現、財団法人 紙の博物館)が設立されておりましたが、後に工場跡地の再開発にともない、この「洋紙発祥之地」記念碑は、「紙の博物館」の前庭に移設されました。
しかし、こんどは「紙の博物館」が高速道路建設のために、この「洋紙発祥の地」を離れることになり、近くの飛鳥山公園内に新館を建設。1998(平成10)年3月に、「飛鳥山3つの博物館」として、「紙の博物館」は「渋沢資料館」、「北区飛鳥山博物館」とともに新たにオープンし、現在に至っています。
そのため「洋紙発祥之地」記念碑のみが、王子工場ゆかりの跡地(JR王子駅脇サンスクエア敷地内)に存立、安置されています。
この記念碑は大理石でつくられており、その大きさは高さ1.73m、幅1.03mで、碑文は巻取紙をあらわしたブロンズに陽刻して、碑にはめこんであります。
なお、戦後の旧王子製紙解体後、王子工場跡地は十条製紙の所有となりましたので、「洋紙発祥之地」記念碑は十条製紙株式会社によって建てられました。
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