世間では2014年4月9日にWindows XPのサポートが終了するということで、大きな話題になっています。
2014年4月9日以降はMicrosoftからWindows XPのセキュリティアップデートが提供されないということで、継続してWindows XPを使用することの危なさなども話題に挙がっています。10年以上アップデートというのはITの世界では非常に長生きです。それだけユーザーが非常に多かったということだと思います。
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さて、DTPの世界ではAcrobatが大変よく使用されていますが、Acrobat 9・Adobe Reader 9の製品サポートが6月26日で終了していたのをご存じでしたか?
Adobeのページには以下の様に掲載されています。
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アドビサポートライフサイクルポリシーに則り、Adobe AcrobatならびにAdobe Reader製品はリリース日より5年間のサポートを提供しています。サポートが終了すると、テクニカルサポートの提供、セキュリティアップデートを含む製品アップデートの提供が行われません。そのため、アドビではサポート終了前に最新バージョンへのアップグレードを推奨しています。
▼ Adobe Acrobat / Adobe Reader | Adobe
→ http://www.adobe.com/jp/joc/acrobat/it/news/
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このポリシーにより、Acrobat 8は2011年11月に、Acrobat 9は2013年6月26日に終了しました。
今後セキュリティアップデートは行われないことになります。
このため、Acrobat 9・Adobe Reader 9のセキュリティホールを狙ったPDFなどがあってもAdobeは対応しませんので、セキュリティ上の問題を抱えることになります。
Adobe的には最新のバージョンを導入して下さい、ということになるのでしょう。しかし、最新のバージョンを導入する予算がないと言った場合で、もし、PDFを見ることだけにAcrobatを使用しているのであれば、無料のAdobe Readerは最新版のAdobe Reader XI(※)がインストールできますので、インストールをお薦めいたします。
→ http://get.adobe.com/jp/reader/
※Windows VistaはAdobe Reader Xまで。
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また、Windows XPだけが話題になっていますが、同じ日(2014年4月9日)にOffice 2003(Word 2003・Excel 2003・PowerPoint 2003など)もサポートが終了となります。
こちらもセキュリティアップデートが終了します。
Word 2003・Excel 2003などをご利用なさっている方はご注意下さい。
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マイクロソフトサポートライフサイクルポリシーに基づき、2014年4月9日(日本時間)にWindows XP Service Pack 3 (SP3)、Windows XP 64 ビット版 SP2およびMicrosoft Office 2003 Service Pack 3 (SP3)の製品サポートが終了します。サポート終了後、対象となる製品へのセキュリティ更新プログラムの提供が終了します。
▼ Windows XP のサポート終了についてのご案内 | Windows
→ http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/sp3eos.aspx
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Office 2007以降はWordなどの機能として、PDF変換する機能が搭載されたのでお薦めです。