印刷用データの注意点などをご紹介します。
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●【更新】Photoshop形式で保存する時は「互換性を優先」に要注意!
データにない色が発生することも...
Illustratorのバグ・不具合情報です。
IllustratorはPhotoshop形式のデータ(.psd)を貼り込むことができますが、Illustrator CS5までは、貼り込むPhotoshop形式のデータを保存するときに「互換性を優先」のチェックを外しておかないと、PDF変換した際に、Photoshopデータ上に無い色がPDFで発生する場合があります。
端的に言うと、C(シアン)とM(マゼンタ)とY(イエロー)しか使っていなくても、PDFでK(ブラック)のデータが入り込んでしまうという問題です。
2色刷などを行う方は特に注意が必要です。
この現象について以下のページで解説しています。
Illustrator CCでもこの問題が発生しているので更新しました。
⇒⇒⇒ https://www.ddc.co.jp/dtp/archives/20130718/182518.html
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●InDesignのマスターページに配置した線があるPDFを
Acrobatの「色を置換」で色変換すると太さや形状が変わる
Acrobatのバグ・不具合情報です。
InDesignで編集するにあたって、マスターページに線オブジェクトを配置することはよく行われています。
「マスターページに線オブジェクトを配置」したドキュメントからPDF書き出しを行うと、見た目は問題ないのですが、Acrobatの「色を置換」の機能を使用して色を変換すると、マスターページに配置した線の太さが変わったり、線の形状が変わったりします。
カラーで作成していたものを、Acrobatでモノクロに変換するなどの作業を行う時に発生が考えられます。
この問題について以下のページで解説しています。