ブランド力向上や紙製品制作のために/光にかざさないと意味がない名刺など

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薄紙印刷のスーパーライトプリントにあるブランドのコネタ・紙のコネタをお送りします。

ブランドのコネタ・紙のコネタではそれぞれ「ブランド力を高めるにはどうしたらよいのか」「紙を使用したユニークな製品」などを紹介しています。

ブランディングや紙製品制作の参考にしてみてください。


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●「ブランドのコネタ」のページからピックアップ!


・純情商店街ブランドがスタートします♪(高円寺純情商店街)


商店街というと方では元気のないイメージがありますが、高円寺商店街のブランド化の取り組みはブランド化で重要なことが書かれていたので紹介します。

『「純情商店街のグッズを作ろう」「その前に純情商店街自体がブランド化すべきじゃないの?」そんな意見を交わす中で湧き上がってきた疑問。それは「純情商店街のイメージってどんなだろう」「私たちはどんな商店街になりたいのだろう」という2つの疑問でした。』

街ゆく人達からみた商店街のイメージやこれから人々にどのように見られたいのかは、今までから現在と未来の姿を明確にしていこうという取り組みです。この部分がしっかりできていないと、そこの商店街とは何の脈絡もなく生まれたグッズが誕生してしまいます。ストーリーとして続いている、続いていかなければ一過性のモノとなりブランドイメージとして定着することはできないでしょう。

現在、「純情米」と純米酒「純情」がアイテムとして販売されていますが特産品がなくても、ブランドイメージから作ってしまうというのは柔軟でナイスなアイデアだと思います。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-brand-2014-04.html



・資生堂書体をデザインした風呂敷を発売(PR TIMES)


ブランドは商品・サービスだけから感じるものではありません。その商品に付随する書体・フォント(文字)もブランドを意識させるツールとなります。

資生堂の書体は非常に特徴ある形状をしています。印刷物やテレビCMで見かけることがあるかと思います。この書体は資生堂の社内のデザイナーが作りあげたものです。入社したばかりのデザイナーはこの書体を「描く」練習をするそうです。その中から資生堂独自の感性を身体に覚えさせるそうです。(資生堂のページより)

この特徴ある書体をデザインに取り込んだ風呂敷を販売するとのことで、資生堂が専門とする化粧品・ヘルスケア以外の分野でもファンを取り込み、より多くの人からブランドを感じ取ってもらえます。

書体もこうした活用をすることで、ブランド拡大のツールになり得るというのは興味深く感じました。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-brand-2014-04.html



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●「紙のコネタ」のページからピックアップ!


・Bordo Bello NYC // Making of Rise and Skate(vimeo)


先日、紙を彫る「彫紙」について紹介しましたが、こちらは平面的な紙を切り抜き、約1.8m×1.8mのボックス状のブース(キャンバス)に配置していくことで、奥行き感がある表現ができています。

紙の配置と照明によって、切り抜かれた形状がハッキリともぼやっとした感じにも表現されており、また、カラーもグラデーションにも似た段階的な色彩表現となり、独特の遠近感が表現されています。

紙を平面に使うだけではなく、立体的に使うにあたって参考になる作品です。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-paper-2014-04.html



・光にかざせば文字が浮き出る、ライティングデザイナーの名刺

 「The Light Card」(mifdesign_antenna)

何か文字が書かれているような…。ぱっと見では何が書かれているのかわからない名刺ですが、ライティングデザイナーということで、光にかざすと、その意味が分かるようになっています。

原理は、文字を部分部分でバラバラにして両面に印刷するというもの。光にかざして、紙が透けると裏面の印刷と合成されて文字になるというモノです。少しの光では透けない紙をうまく使ったナイスなアイデアです。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-paper-2014-04.html



・特殊シュレッダーで紙を再利用(IBC NEWS)


紙のリサイクルでは、コピー用紙の様なものであれば何でも再生紙にできるというわけではありません。本文にもありますが、シュレッダーで細かく裁断されてしまうと、紙の繊維が短くなってしまいます。繊維の長さは紙の強度に影響するため、再生が難しくなってしまうのです。(詳しくは https://dtp-bbs.com/road-to-the-paper/paper/about-paper-005-1.html をご覧下さい)

こうした問題を特殊なシュレッダーで解決した岩手銀行の取り組みが紹介されていました。年間で150トンものリサイクルが可能になるそうです。A4サイズのコピー用紙で換算すると1枚あたり約4gなので3750万枚もの枚数がリサイクルされるのですね。

銀行は個人情報・機密情報だらけなので、廃棄するしかなかった紙がリサイクルされるのは良い取り組みですね。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-paper-2014-04.html



・「エコペットペーパー」が三陸鉄道の記念乗車証明書に採用(帝人)


帝人の再生ポリエステル繊維を使用した不織布「エコペットペーパー」が三陸鉄道の記念乗車証明書で使用されています。リリース内で『「エコペットペーパー」の破れにくいという特長が、全線運行を再開する三陸鉄道の「夢が破れない」というイメージと合致する』ため採用されたと説明されていました。

不織布は厳密には紙と異なりますが、製品によっては一般的な紙とはちょっと違う特性を持っており、そうした点を活かした取り組みだと感じます。

単に「変わった紙だから」「丈夫だから」という理由で採用するのではなく、商品・サービスに付随するストーリーを作って採用することで、商品・サービスの意味が更に利用者・消費者に伝えやすくなるのではないでしょうか。


https://www.ddc.co.jp/super-light-print/koneta/koneta-paper-2014-04.html



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