【DTPお役立ち情報】直しに強いロングシャドウを作る/内側描画モードで崩れるエラー/違ったバージョンInDesignで開かないスクリプト/Photoshopでメモリエラー

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株式会社吉田印刷所
DTP関連のお役立ち情報
 吉田印刷所メールマガジン 2018/06/19 号

DTPお役立ち情報

印刷データの編集作業やデータ作成に役立つ情報をお届けします
 
Illustratorのアピアランスで変更に強いロングシャドウアイコンを作る

Illustratorのアピアランスで
「変更に強い」ロングシャドウアイコンを作る

〈サンプルデータ ダウンロードあり〉


ウェブのデザインでアイコンの影が斜めに長くついたものをロングシャドウアイコンと言いますが、このロングシャドウアイコンの作り方は様々なものがあります。

今回は、Illustratorのアピアランスを使うことで「変更や修正がしやすい」ロングシャドウアイコンの作り方を解説します。
Illustratorのロングシャドウの作り方を見る
Illustratorのテキストへ「内側描画モード」で 塗りや画像を配置するとフォントの形状が崩れる

Illustratorのテキストへ「内側描画モード」で
塗りや画像を配置するとフォントの形状が崩れる

便利そうな機能ですがトラップが…


Illustratorでは、Illustrator CS5から選択したオブジェクトの内側に描画する機能「内側描画モード」があります。

「内側描画モード」の機能を使うことで、クリッピングマスクなどを使わなくても、オブジェクトの内側に他のオブジェクトを配置できて便利です。

しかし、この内側描画モードをアウトライン化されていない文字列(テキスト)に使用すると、文字の形状が崩れてしまいます。

この現象について紹介しています。
 
Illustratorの内側描画モードの不具合を見る
用語集の「オーバープリント・ノセ」の解説を更新

用語集の「オーバープリント・ノセ」の解説を更新


DTP印刷用語集の「オーバープリント・ノセ」のページを更新しました。

少しわかりづらいところを修正して、なぜオーバープリントを使うのかという説明を入れました。

また、オーバープリントと乗算は似ているのですが、簡単な例で違いについても解説しています。

なお、吉田印刷所ではデータのオーバープリントはそのまま出力して印刷を行っています。
 
オーバープリント・ノセの用語解説を見る
保存したバージョンのInDesignで開くための便利なスクリプト

保存したバージョンのInDesignで開くための
便利なスクリプト

 

上位バージョンで開いてしまう悲しいミスを防げます


新しいバージョンのアプリを入れると、書類をダブルクリックで開くと、一番新しいバージョン(もしくは最後にインストールしたバージョン)でひらいてしまうことはありませんか?

「このファイルはInDesign CS6で作ったのに、InDesign CCで開いてしまった!」

さらに制作時と違うバージョンで開いてしまうと、文字組みが変わってしまったり、体裁が変わってしまうこともあり、新しいバージョンで開けば良いというものでもありません。

このため、DTPの現場では、制作時と同じバージョンのアプリで開くことが強く求められています。

しかし、ダブルクリックで誤って新しいバージョンで開いてしまうことというのは、人間だれでもあるもの。そうした問題を救ってくれるものが今回紹介するスクリプトです。

こちらのスクリプトは『挙動としては、一旦「違うバージョンのInDesignで開こうとしているけど、本当に開いていいんだよね?」という確認』(サイトの説明より)をしてくれるもので、ファイルを開く水際でトラブルを防ぐことができます。

このスクリプトの制作者は、印刷会社にて多ページものの組版業務をメインに、DTP用スクリプトの開発、製版業務をされているUske_Sさんです。

業務経験から生まれたスクリプトを使って、悲しいミスを防ぎましょうね。
 
InDesignの便利なスクリプトを見る
Photoshop起動時のエラー

【Windows 10】
Photoshopのメモリ関連の動作トラブルが発生中
 

対策では慎重な作業が必要です



Windows 10のCreator Update(version 1803)後に 、Photoshopでの画像編集作業で「要求された操作を完了できません。メモリ(RAM)が足りません」とエラーが出たり、環境設定で「96 ~ 8 の整数が必要です。最も近い値が挿入されました。」というエラーが出たりして、作業ができない問題について、Adobeから公式ドキュメントが出ておりま す。

これはWindows 10のアップデートによりPhotoshopから認識できるメモリ(RAM)が正常に取得できないために発生しているそうです。ただし、必ず発生するわけではなく、個別に発生している状況のようです。吉田印刷所のWindows 10では現在の所、発生しておりません。

対応策は現在レジストリエディタで修正する方法が紹介されています。Windows 10のCreator Update(version 1803)は基本的に全Windows 10 PCで更新されるので、もしトラブルが発生したら、慎重な作業が必要になりますが、試してみる価値はありそうです。
 
Adobe公式の対策を見る

DTPサポート情報とDTP印刷用語

 
DTPサポート情報では、DTPに関する様々なトラブルの情報を、DTP印刷用語集では200語を超える業界で使用する専門的な用語を、ユーザーの立場から解説したページです。ぜひご活用ください。
また、参考になったページがあったらシェアしてもらえると嬉しいです!
 
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