【DTP】新macOS CatalinaでCS6は絶対に動かない/PhotoshopでType1フォントが使えなくなる 公開:2019-10-16 09:00 更新:2021-09-06 15:37 制作/編集:吉田印刷所 吉田印刷所メールマガジン 2019/10/16 号 印刷・DTP関連のお役立ち情報 印刷データの編集作業やデータ作成に役立つ情報をお届けします 画像出典:macOS Catalina(Apple) DTPでは、 macOS Catalina(10.15)は まだ早い? 安易なアップグレードでCS6が使えなくなります 新しいmacOSであるmacOS 10.15 Catalinaがリリースされました。新しいものを使いたい気持ちはわかりますが、DTPをされる方はアップグレードするのは慎重になった方が良いでしょう。 最大の理由は、macOS 10.15 Catalinaでは「Illustrator CS6やPhotoshop CS6などが動作しない」ためです(既にインストールされていた場合でも)。 これは新しいmacOSでは32bitアプリをサポートしない(動作しない)仕様になったことが理由ですが、Photoshop CS6などは64bitアプリでは?と思われる方もいるかもしれません。Adobeアプリの認証で使用するAdobe Application Manager(AAM)が32bitアプリのため、起動できなくなるとのことです。 DTPのファイルで制作時と異なるバージョンで開くと、文字のズレや表現の変化が発生することがあります。 過去のデータを流用する、現在編集作業が進行している場合は、アップグレードをしないようにしましょう。 その他の情報は以下のページが詳しいです。 macOS Catalina(10.15)がリリースされましたが、インストールはくれぐれも慎重に(DTP Transit) Photoshopで不具合があります 新しいmacOSでとPhotoshopの組み合わせで、さまざまな問題が発生しているようです。 ファイルの拡張子が変更できない 一部プラグインが動作しない ドロップレットが動作しない スクリプトが動作しない ビデオのレンダリングが終了しない これらはAdobeが認識している問題なので、時期が来たらアップデートされる可能性が高いです。 しかし、例年のパターンから、Photoshop 21(Photoshop 2020)のリリースが近いと想像されるので、場合によっては現在のPhotoshopでは改善されない可能性もあります。 発生している問題の詳しい情報は以下のページをご覧ください。 Photoshop and macOS Catalina (10.15)(Adobe) 新mac OS Catalinaのアップグレードに待った!PhotoshopとLightroom互換性に問題か?(PhotoshopVIP) 特段の理由がなければ、不具合が改善されるまで新しいmacOSへのアップグレードは控えましょう。 Photoshopで Type 1フォントが 使用できなくなります AdobeはPhotoshopにて2021年リリースのPhotoshopから(つまり次の次のバージョン)からPostScript Type 1フォントをサポートしない(=使用できない)ことを表明しました。 この表明はPhotoshopだけになっていますが、Adobeの開発としてほかのIllustratorやInDesignなどのアプリでも将来的に Type1フォントが使用できなくなる可能性も出てきたので、Type1フォントを使用されている方は、早めにOpenTypeフォントへ移行することを 考えておいた方が良いかもしれません。 これは以前のメールマガジンでCreative Cloud 2020年版からCIDフォントが使用できなくなることとも繋がることで、古いフォーマットのフォントはサポートしないというAdobeの意向と考えられます。 【DTP情報】ロゴ・ピクトグラムなどを学ぶ/Adobe CC値上げ?/CIDフォントが使えなくなる(吉田印刷所メールマガジン) PhotoshopのType1フォントのサポート終了について読む DTPサポート情報 と DTP・印刷用語集 DTPサポート情報では、DTPに関する様々なトラブルの情報を、DTP・印刷用語集では業界で使用される専門的な用語を、ユーザーの立場から解説したページです。ぜひご活用ください。 内容に関しては、できる限り正確になるよう努めておりますが、正確・完全・最新の情報であることを保証いたしません。 吉田印刷所のサービスはこちら Copyright © 2019 〈株式会社吉田印刷所〉, All rights reserved.