【DTP】IllustratorからPDF保存で文字がズレる問題/Adobe MAX参加受付中/Illustrator 23.4アップデート前に読んでほしい記事 公開:2020-09-09 09:00 更新:2024-06-12 10:05 制作/編集:吉田印刷所 吉田印刷所メールマガジン 2020/09/09 号 印刷・DTP関連のお役立ち情報 印刷データの編集作業やデータ作成に役立つ情報をお届けします IllustratorでPDF保存すると 文字がズレる問題 Illustratorのアピアランスの機能に「変形」というものがあります。 この「変形」を使うと、ひとつのオブジェクトを等間隔で複数個並べるといったことが簡単にできます。 印刷の現場で例を出すと、「訂正シール」の作成では、訂正後の文字列をアピアランスの機能を使って複数個並べる時に使用することがあります。 また、「移動」ツールで文字を移動させながらコピーする機能を使って、表組やカレンダーなどを作る場合もあります。 いずれの機能も制作で便利なのですが、条件によっては、文字がズレます。 文字がズレることによって、想定した位置に文字が印刷されずにトラブルになることも考えられます。 この問題について、原因と対処方法を解説します。 Illustratorの文字がズレる問題について読む デザインのちょっとしたことに 気をつけよう! デザインに関するさまざまなトピックをわかりやすく取り上げてきたデザインのイロハですが、今回で最終回! 最終回ではデザインでちょっとした気遣いをすることで、違和感がなくなることについて、具体的な例も紹介しながら解説します。 デザイン制作のコツ(後編)を読む InDesignのバージョンを チェックするためのアプリ InDesignは大量のページを扱うこともあり、PhotoshopやIllustratorよりバージョンの違いにより発生する組版結果の違いや表現の違いが大きな問題になることが多いです。 また、InDesignはIllustratorと違って、基本的には下位バージョンでは保存できません。このため、不用意に新しいバージョンのInDesignでファイルを開いて編集作業をしてしまうと、元の編集時のバージョンでは開けなくなってしまいます。 こうした問題を避けるために保存したバージョンで開くアプリを有志がリリースしていますので紹介します。※Adobe公式アプリではありません Glee(Mac用) open_the_indd(Windows用) InDesign Version Check(Mac・Windows対応) IDverChecker2019(Mac・Windows対応) アプリのダウンロードや解説は以下のボタンをクリックしてください。 InDesignのバージョンについての解説を読む 今年の Adobe MAXはオンラインで 今年のAdobe MAXおよびAdobe MAX JAPANはオンラインでの開催となり、米国と日本は同時開催になります。 今回のAdobe MAXは参加費が無料です。 参加には無料で取得できるAdobe IDがあればOKなので、まずは参加登録をしましょう! 見ることができるセッション(動画)はなんと350以上。 その中での日本語のセッションは40程度ですが、英語のセッションも字幕があるので、英語がわからなくても大丈夫です。 日本語のセッションでデザインやDTPなどに関係するものは以下のものなどが挙げられます。 「よりよいデザインをつくるため」の基礎について Illustrator iPad版について PDFワークフローについて 作図で使えるIllustratorテクニック InDesignの匠の技 時短できるPhotoshopテクニック セッションの試聴は事前の登録が必要になるので、必ずセッション試聴の登録をしましょう。 参加登録やセッション申し込みの期限は書いていないようですが、、昨年は突然締め切られたので、お早めに手続きをすることをオススメします。 Adobe MAXの詳細情報・お申し込み 【アップデート前に読む】 Illustrator 24.3の 新機能・機能強化について 2020年8月の終わりに、Illustrator 24.3(いわゆるIllustrator 2020)へのアップデートがリリースされました。 このアップデートは0.1しかバージョンが上がっていませんが、新機能や機能強化がされてます。 Adobe MAXでたぶん紹介されるIllustrator 25(Illustrator 2021)の直前にもかかわらず、なぜこのタイミング?という疑問もありますが、便利な機能も多く追加されています。 DTP Transitで公式よりも詳しく解説されていますので、アップデートする前にぜひ読んでおきましょう! Illustrator 2020(24.3)についての解説を読む 【書籍紹介】 InDesign自動化 サンプルプログラム Adobeのアプリはプログラムと連携して、さまざまなことを行うことができます。 DTPで利用するInDesignでもプログラムを利用して自動組版や作業の省力化ができますが、なかなか参考書となる書籍が存在しないようです。 そんな中、8月28日に約700ページの「InDesign自動化サンプルプログラム」という書籍(ペーパーバック/オンデマンドパブリッシング)がリリースされました。 オンデマンドなので書店には並ばない書籍になります。 書籍完成までの経緯は「InDesign 紆余曲折だったInDesign自動化本」(日刊デジクリ)に掲載されていますが、 「ほぼ20年がかりでどうにかこうにか、自動化本を出版することができました」(著者コメント) とあるように、(llustratorの自動化の件を含めて)相当長い時間を掛けての出版となったようです。 約700ページでオンデマンドということもあり、価格もかなり高めですが、なかなか他にはない書籍ですので、自動化に取り組むのであれば購入してみてはいかがでしょうか。 「InDesign自動化サンプルプログラム」を確認する DTPサポート情報 と DTP・印刷用語集 DTPサポート情報では、DTPに関する様々なトラブルの情報を、DTP・印刷用語集では業界で使用される専門的な用語を、ユーザーの立場から解説したページです。ぜひご活用ください。 内容に関しては、できる限り正確になるよう努めておりますが、正確・完全・最新の情報であることを保証いたしません。 吉田印刷所のサービスはこちら Copyright © 2020 〈株式会社吉田印刷所〉, All rights reserved.