今回はDTPサポート情報の記事からIllustratorのトラブルについてお知らせします。
みなさんはIllustratorの環境設定を確認していますか?
環境設定を積極的に確認することはあまりないと思いますが、今回紹介する場所だけは確実に設定をしていただきたいのでお知らせします。
それは「ファイル管理」の「ファイル保存オプション」の項目にある「バックグラウンドで保存」「バックグラウンドで書き出し」です。
この項目は用途によっては待ち時間が体感的に減って便利な機能なのですが、この設定が有効(オン)になっていると、Illustratorファイルの保存にエラーが出る場合があります。
弊社でも実際に試してみたところ、最新のIllustrator 2024(28.0)でもエラーが発生しましたので、この設定は無効(オフ)にしておくことを強くおすすめします。
特に新しいバージョンをインストールするときに環境設定を引き継がない設定にしている場合は、デフォルトで有効になっていますので、今すぐご確認ください。
どういったエラーが発生するのかはDTPサポート情報の記事にて紹介していますのでご覧ください。エラーを確認できるファイルもダウンロードできます。
macOS 14.1 SonomaではIllustratorやPhotoshopのツールパネルがクリックできないバグがあります
macOSの最新OSは14.1ですが、IllustratorとPhotoshopと相性が悪いようです。
macOS 14.1の場合、ツールパネルをクリックしてもデスクトップをクリックしたことになるらしく、正常に動作しません。
この問題を解決するにはアプリケーションフレームを有効にしてツールパネルをフローティングの状態にします(画面左端から外す)。
これは14.0では発生していなかったとのことですが、14.2で修正されるかどうかは現時点で不明です。
また、Adobeのヘルプでは、Photoshopの24.7.1と25.0はmacOS 14 Sonomaに対応していると表明されていますが、Illustratorはまだ対応していません。
DTPでAdobeアプリを使用する際は、OSの対応状況を確認するようにしましょう。