アドビシステムズ様から、InDesign CS2 4.0.5 のアップデートが公開されました。
Adobe InDesign CS2 4.0.5 アップデート(Macintosh版)
Adobe InDesign CS2 4.0.5 アップデート(Windows版)
アップデートの内容は、上記ページ内の PDF に書いてありますが、4.0.4→4.0.5 へアップデートする際の差分がわかりにくいので、調べてみました。
テキストエディタによる機械的な絞り込みをしましたので、抜けがある可能性があります。必ずアドビシステム様の Web の情報を確認してください。
InDesign CS2 4.04→4.05更新差分
- ラスタライズデータを持つまたサイズをクリップした EPS グラフィックが、透明効果を適用した別のオブジェクトと重ねると、InDesign の印刷と EPS の書き出しが失敗します。[1395770] *
- 16 bit のラスタイメージを配置または更新しようとすると、InDesign が突然終了する場合があります。この問題は断続的に発生します。[1329021] *
- 注意:この問題は、同一ドキュメント内でのコピー&ペーストについてのみ修正されました。スタイル属性が設定されたテキストを別のドキュメントにコピー&ペーストすると、適用したスタイルにない属性がテキストに残ります。[1370294] *
- フォント Univox がインストールされているフォントメニューにアクセスしようとすると、アプリケーションがフリーズします。[1206921] *
- InDesign では、ドキュメントで使用していないフォントであるにも関わらず、そのフォントが見つからないというエラーが表示されます。[1368324] *
- 複数のハイパーリンクを含むストーリーで、検索/すべて変更を使用すると、ドキュメントが突然終了して壊れます。[1479176] *
- 配置した Word ファイルに画像が含まれていると、Macintosh で作成された .indd ドキュメントを Windowsで開いたとき、InDesign が突然終了します。[1338457] *
- キーボードショートカットが割り当てられた段落スタイルを持つタグ付きテキストを読み込むと、InDesignServer が突然終了します(InDesign Server のみ)。[1390132] *
- 8キーボードショートカットが割り当てられたスタイルを含むテキストをタグ付きテキストに書き出すと、InDesign Server が突然終了します(InDesign Server のみ)。[1382989] *
- 高解像度の画像が含まれるページでは、画像の背景を透明にしたり、ページ内でその他の透明効果を使用すると、InDesign CS と比べて印刷する時間がかかる場合があります。[1351259] *
- スクリプトによる印刷では、InDesign プリントプリセットの色分解設定が適用されません。[1378543] *
- Macintosh で、読み取り専用ボリュームのルートフォルダまたは CD からドキュメントを開くと、「ファイルを開くことができません。プラグインを最新バージョンに更新するか、または最新バージョンの Adobe InDesignにアップグレードしてください。」というエラーメッセージが表示されます。[1180129] *
- InDesign でマージンのノドと小口の値が異なるドキュメントに新しいセクションを作成すると、テキストフレームとシェイプがマージンに合わせて調整されない場合があります。[1452018] *
- 特定の状況下で注釈を作成したり、スクリプトを実行したり、またはフォントアクティベーションソフトウェアを使用すると、InDesign が突然終了する場合があります。この問題は断続的に発生します。[1285232] *
- コントロールパネルのポップアップメニューを使用してフォントを変更すると、メモリリークが発生します(選択するたびに約 2KB 減少)。[1361533] *
- ドキュメント内で下線または打ち消し線設定を変更した後に、ドキュメントが開いていない状態で再度設定ダイアログを開くと、InDesign が突然終了します。[1424020] *
- Mac OS X で配置または再リンクダイアログがカラム表示しているとき、選択された EPS のプレビューが生成中に、サイズ変更、移動、カラム幅の調整などのマウスイベントを実行すると、InDesign が突然終了します。[1472900] *
- カラーカラーピッカーで追加した CMYK スウォッチの値が元の値と一致しません。[1378949] *
- ストーリーの最後の強制改行にカラースウォッチが割り当てられていて、その行に強制改行以外の文字がない場合、カラースウォッチを削除すると InDesign が突然終了する場合があります。[1479184] *
- Windows では、スクリプトの実行中にキーボードショートカットイベントを送ると、スクリプトエラーとrefcount 警告が発生する場合があります。[1433412] *
- ブックスクリプトを使用して複数のブックを PDF に書き出そうとすると、InDesign が突然終了します。[1389634] *
- ファイル操作フォルダを移動した後にその中のファイルを保存すると、InDesign が突然終了し、「ファイル < ファイル名>へのネットワーク接続が失われたか、ファイルが他の処理で変更されました」というエラーメッセージが表示されます。[1243265] *
- InDesign CS2 4.0.5 アップデートでは、EPS への書き出し方法が変更されました。この変更は、複数ページのドキュメントを EPS に書き出すときに、既存のファイルを上書きする必要がある場合に該当します。この場合、アプリケーションは既存のファイルを上書きするかどうかをユーザに確認する警告メッセージを表示し、ユーザによる応答を待機します。注意:ファイルを自動的に上書きするよう設定したい場合は、次のUserInteractionLevel プロパティコマンドをスクリプトに追加してから、EPS への書き出しを行ってください。これにより、警告メッセージが表示されなくなります。app.scriptPreferences.userInteractionLevel = UserInteractionLevels.NEVER_INTERACT; [1253469] *
- プラグイン開発者のみ:アルファチャンネルを含む PNG をスナップショットユーティリティから書き出しても、書き出された PNG にはアルファチャンネルが含まれず、背景がストライプになります。[1367333] *
- スクリプトで開発したプラグインに英数字のオブジェクト名を含むと、オブジェクトが無効であることを示すエラーメッセージが返ります。[1435944] *
- パッケージ作成の開始と終了に応答可能な出力・印刷会社を追加しました。この変更を入手するには、アップデートヘッダファイル S4SPControlPlugInIDs.h をダウンロードし、インストールしてください。このヘッダファイルとその他の InDesign Family SDK アップデートは、次のサイトにあります。https://partners.adobe.com/public/developer/indesign/sdk/index.html 。[1255542]*
- InDesign CS2 でスクリプトを起動するキーボードショートカットの組み合わせキーに Shift キーは使用できません。Shift キーが含まれるとスクリプトはデバッグモードで起動します。[1255651]*
追記:
4.0.4→4.0.5更新差分としましたが、
新しい修正には、すべて番号の横にアスタリスク(*)が付いています(例:[0000000]*)。
とありましたので、新しい修正を更新差分と見なしました。