お客様とお話をしていると、気づくことがあります。弊社のように、一般のお客様のご利用も多いと、私たちが当たり前だと思っていることがらでも、実はそうでもなかったりするものです。
たとえば、アドビシステムズの DTP 用ソフトのバージョン番号、けっこう複雑です。
アドビシステムズのソフトは、たいていは 1.0 から順番にふられてきています。
また、ちょっとした改良版(マイナーバージョンアップ)は、0.5単位でバージョン番号があがってきていたりしました。
たとえば、Photoshop 5.0 → 5.5 なんていうのがあります。
ところが、ある時から、アドビシステムズは、DTP 関連ソフトのバージョンアップを同時に行い、更新されたソフトのセット販売を前面に押し出すようになりました。そのときに、セット商品の統一ブランディングとして「Creative Suite」という名前を採用し、さらにバージョンを表す「CS」「CS 2」というバージョン番号を採用しました。
結果、Photoshop 8 = Photoshop CS、Illustrator 11 = Illustrator CS、InDesign 3 = InDesign CS ということになります。
お客様がよく間違われるのは、InDesign CS 2 と、InDesign 2 です。最新バージョンだと思っていた InDesign CS 2 がよくお話を聞いてみると InDesign 2 だったりします!
おりしも、Creative Suite 3の日本語版が発表される時期です。お持ちのアドビソフトのバージョンを確認してみられたらいかがでしょうか。