印刷物を作るときに使うソフトを DTP ソフトと言いますが、DTP ソフトウェアとして最も使われている製品群を集めたアドビシステムズ社の「Adobe Creative Suite 3」の日本語版が発表になり、発売も2007年6月下旬となっています。
Creative Suite というのは、Adobe 社発売のソフトウェアをセットで販売しているもので、今回のパッケージでは、印刷物を作るために便利なソフトを集めたものは、
・CS 3 Design Edition Premium(198,000円)
・CS 3 Design Edition Standard(298,000円)
となっています。
詳しい製品構成などは、この記事の一番最後の、アドビシステムズ様の Web にてご確認ください。
今回は、なぜ、このようなセット商品が発売されているかについて考えてみます。
私も、印刷会社に入る前は、印刷会社に依頼する立場でした。
最初なにもないところから始めたので、まずはパソコンの準備と、当時の DTP ソフトとしては有名であった、Aldus PageMaker と、画像処理ソフトとして、Micrografx Picture Publisher を用意しました。
知識のないなりに、PageMaker の機能だけで図形を描いて、Picture Publisher で写真を補正して、印刷所に入稿していました。
ある日、図形を作るのは Illustrator がいいということを聞いたのですが、もう前述のソフトを用意するのでかなりお金を使ってしまったので、すぐに購入はできませんでした。
そして、やっと Illustrator が買えたので、PageMaker と組み合わせて使ってみたところ、今までの作り方がいかに無駄をしていたかがわかりました。
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ということもあり、Creative Suite パッケージは、初心者の方に、プロが使っている製品群を提示して購入してもらえる、というメリットは大きいのだと思います。
でも、値段が高すぎますよね。
参考リンク:
http://www.adobe.com/jp/